■  Infomation  ■
  • かつての国民機、NECのPC-9821/9801で使える「良質な」エミュレータを紹介しています。今となっては98専用は数えるほどしかないので、主にWindows対応のエミュレータが対象となります。
  • 紹介だけでなく、エミュレートされているマシンごと、どんなマシンなのかというのを歴史と私感でまとめています。紹介しているマシンの全てをリアルタイムにいじってきたので説得力はあると思います(たぶん(笑))
  • 各エミュレータの評価を独断と偏見でしています。特に音にはうるさいつもりです(笑)
  • 質問や突っ込みはなしってことでお願いします。誤字脱字でなく、説明に根本的誤りがあった場合は一行掲示板で指摘してください。
  • なお、各サイトのアドレスはリンクでなく、書いてあるだけなのでブラウザにコピーペーストして辿ってくたさい。
  • あたりまえですけどこんなところにReadOnlyMemoryなんてありません(笑) ちなみに一部のMSXソフト以外のパソコンゲームの大半はディスクイメージといいます。
  • 対応ソフトの星数はアテにしないでください(笑) サウンドに関しては再現度重視です。特にFM音源は、他のサイトに比べ厳しいかもしれません。
■  Caution  ■
 エミュレータの存在自体は違法ではありません。何度か優れたエミュレータがアメリカで裁判沙汰になりましたが、いずれも違法とは認められませんでした。使い方如何では違法になりますが、このページでは違法行為を助長する目的はない事を明記しておきます。十分に勉強した上で自己の責任において正しく扱ってください。
■  最近更新されたエミュレーター  ■
全て表示

※うちで紹介しているエミュだけです。
※上から新しい順ですが、最近あまり更新してません(笑) 「emulation number 9」へどうぞ(^^;
■  オススメサイト  ■
◆ニュース◆
emulation number 9
 Windows版エミュとプラグインなどの速報ニュースサイト。いつ寝てるんだと思うくらいの更新速度と、比類ない充実が特徴。

■  PC-9821でエミュレーターをやる  ■
◆98はWin98の事ではないよ〜◆
 このページでいう「98」とは「Windows98」でなく、NECの「PC-9801 or PC-9821」の事です。詳しくは「9801のページ」でまとめてありますが、「PC-98NX」はAT互換機です。01や21がついていないものはいわゆる「98」とは違うと考えて間違いありません。「98」はWindows95が出たほんの7年前まで国内パソコン約80%のシェアで、EPSONが98互換のパソコンを発売していた事から「純正」等と呼ばれていました。
 Windows95はプラットフォームを選ばず、これにより世界標準のPC/AT互換機(DOS/V)と98との差が基本的になくなり、NECとEPSONしか扱えなかった98は必然的な衰退していってしまいました。現在でも98を現役マシンにしている人はいますが、CPUをK6-3クラスまでパワーアップさせてもマザーボードが旧式のまま(WildCat)のため、システム全体の足を引っ張ってしまいます。
1996年頃からブームになっているエミュレータのほとんどがAT互換機(DOS/V)のMS-DOS用ばかりで、98ユーザーは苦汁をなめてきました(笑)(予想してたとはいえむごい!)
またエミュレータは海外で生まれたブームだから98が不利なのは当然といえば当然ですけどね。
「ええ!?98にもMS-DOS(Windows95/98のMS-DOSプロンプトなど)があるからできるんじゃない?」
……しかし!!!
「ATとは違うのだよ、ATとは」(笑)
◆仕様が異なる98-DOS…ガビーン。◆
 Windows上で走るソフトは98でも問題なく動作しますが、DOSの場合98とPC/AT互換機では若干仕様が違います。98はマシン仕様が特殊なアーキテクチャで構成されているので、MS-DOSの仕様もATのMS-DOSとも違う仕様になってしまいました。機能的に勝っていた頃もあり、ある意味差別化してたのも仇となってしまったようです。完全互換のOSにしようと思えばできたのかもしれませんが…。
 ともかくこれが原因でATのMS-DOS用のアプリはほとんど動かないんです。「汎用DOSアプリ」(もうこれも死語になってしまった)なんてものがあるのも、一口にMS-DOSといっても幾つも種類があったからです。
 95〜96年頃の98愛好者は「ATのDOSアプリなんて使わないし、98DOSの資産が活かせるからATなんていらねえや!」なんて言ってました。ファイルマネージャ「FD」とか「HF」とか便利だったし(笑) しかしそんな戯言を言ってられたのもエミュレータが現れるまでの事です。当然ATのDOS用エミュレータが98のDOSで動くはずもなく、ソースが公開されたエミュレータが98に移植されるのを待つしかなかったわけです。Windows版も徐々に発売されていきましたが、動作が不安定、高速CPUが必要という事もあって、なかなか使える環境を構築できませんでした。そこまで投資して改造するとAT互換機が何台も買えてしまいます(笑)
◆えみゅってハニー?(爆)◆
  ここでいうエミュレータはWindowsやDOS上で昔のパソコンゲームやコンシューマゲームを動かしてしまう事で、数年前から大流行しています。本来の意味はハードウェア的に真似ることをいいます。
◆イメージ化の目的はバックアップ・保存・次世代への継承◆
 データのファイルイメージ化はバックアップが目的です。ソフトを持ってる人にとってはこの作業が楽しかったりします。記録媒体がフロッピーやテープの場合は保管状態が良くないとカビ等が原因で動作しなくなります。保管状態がそこそこ良くても10年過ぎてくると駄目になる可能性があります。
 ファミコンなどロムカセットでもバッテリーバックアップ対応ソフトなんてもう使えないでしょうし、サポートしているメーカーもわずかでしょう。もう新品も作ってないですからね。
 ソフトメーカーでも修理・対応できないほど古いゲームは貴重なので早めに対処しておいたほうがいいです。特に古いパソコンゲームのサポートは絶望的です。メーカー自体が既になかったり、本来売り切るのが目的なので、古いゲームほどメーカーにさえ在庫がないことが多いんです。あっても1本だけ資料として残してあるとか。
 うちの手持ちのソフトもかなりの数が駄目でした。こうなるとファイル化することもできません。カビを取っていくつかは治りましたが、どちらにしても早めにやったほうがいいですね。
 ゲームをファイルイメージ化するとHDDやMOなどで保存できるので、半永久的に保管する事ができます。孫にタイムシークレット・・なんて良い話じゃないですか(笑)
 最近ではWindows上で9821をエミュレートするソフトも充実してきたので、98用ソフトもカビで死ぬ前に救ってあげないといけないですね(笑)
 88や98などパソコンソフトはエミュレータ本体または専用ツールで比較的容易に用意できますが、家庭用ゲーム機の場合はデータを取り出す為の機器が必要です。「http://www.emusta.net/ http://www.hi-ho.ne.jp/kei-kawashima/suidashi/ http://mmm.uec.ac.jp:8081/club/mma/~eggman/romread/」このへんを頼りにやってみてください。最近はあまり売られてないみたいですね。




■  オマケ:セーブファイルの改造  ■
 エミュレータのセーブファイルは通常別の拡張子で保存されます。SFCならSRM、ファミコンならSAVなど。という事は解析すれば改造することもできるということですね。RPGなら最初からレベルが99だったり、装備が強ければ、無意味なレベルアップの作業が必要なくシナリオを十分に堪能できます。考えは人それぞれですが、最初の1回は自力で解いてから、使うようにするといいかもしれません。
 ちなみにリアルタイムセーブファイルのほうならバイナリエディタと関数電卓があればちょっとした知識で誰でも改造できちゃいますよ。
 専門に扱っているサイトを何ヶ所か紹介します。最近はチートコード(進行中のデータがさも変わったかのように見せる)のほうが一般的ですけどね。

SAVIE 改造用ツール。SFC、FC88、MDなど。
StarLight Network PSのセーブ改造はここが出発点。
ガンバ郎 SFC版ドラクエ専門。攻略法や掲示板もあっていい感じ。

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