公的データ | - 拳王様より村を預かっていた泰山谷嶺拳の使い手。尋常の支配者と違い、村人の意見を尊重する民主主義者であった。相方ゼンダが多少操作をしていた節もあるが、当時の政治体制から考えれば画期的な事であると云えよう。
ある時、フドウと共に旅をするケンシロウがドルフィの村を通りがかった際、バットが無断で井戸水を横領した。番兵はそれを見咎め、ケンシロウ一行を逮捕して村の広場に引っ立てたのが事の発端である。 ドルフィはこの事件を重く見て裁判を開廷、民主主義に則って判決を村人に委ねた。多少の意見の相違はあったが、村人は概ねケンシロウ一行の死刑を望んだ。 然しこの判決に不服な老人が進み出て刑の執行を妨害する。老人は何とかゼンダが取り押さえたものの(老人死亡)、突如被告ケンシロウが暴れ出し、ドルフィとゼンダは其れを取り押さえようとする。 始めドルフィとゼンダは太陽光を使った攻撃でケンシロウを圧倒したが、フドウがゼンダの邪魔をしたので二人の連携にズレが生じ、敢え無く秘孔を突かれた。享年不明。世紀末に咲いた民主主義の華は夢と散った。 その後、ザク様が拳王様にケンシロウの消息を御報告奉った際、「ドルフィの治めたる村にケンシロウが出現」と云っていた辺り、この村に名はないらしい。
- こいつの技の名前は「泰山黒影拳」(たいざんこくえいけん)。
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