宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル


 ■PlayStation用ゲーム/SLG/6,800円/バンダイ/■

◆ヤマトについて◆

 昭和49年に日本テレビ系列で放映されたTVアニメーションの巨星。
当初は全39話での放映予定だったが、裏番組がハイジだったこともあって低視聴率が続き、全26話に再編成された。しかし、再放送で大ヒットし、昭和52年にTV版を編集した劇場版が上映され、観客動員330万人を記録。昭和53年に上映された劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト」では国内最高の観客動員400万人を記録し、日本全土を震撼させた。
 その後「さらば宇宙戦艦ヤマト」を再編成した「TV版パート2」、視聴率30%を記録し、後に劇場上映されたTVスペシャル「新たなる旅立ち」、劇場版「ヤマトよ永遠に」、「TV版パート3」、劇場版「宇宙戦艦ヤマト完結編」までシリーズが続く。(その後のは無しってことで(^^;)
 いずれも常にアニメ界の先頭に立ち、完成度の高さを追求し、アニメーション技術を進歩させてきた名作だった。その熱狂度・関連商品の種類(自転車まであった)は、先頃のアニメでは足元にも及ばず、映画館の前にも徹夜で行列ができたのもヤマトが最初であった。日本各地に「私設ヤマトファンクラブ」ができ、公式ファンクラブ設立時には問い合わせが殺到し、電話回線がパンクしたこともあったほどだ。
 「パート1」で人気のあったドメル役の声優小林修氏が、「さらば宇宙戦艦ヤマト」で悪役のズォーダーを演じると決まると苦情が殺到したり、「さらば宇宙戦艦ヤマト」で古代が死んだ時は「古代君を返して」と泣き叫ぶ女性ファンの電話が殺到…といったように熱狂度は尋常でなく、その後のガンダムブームでさえ霞んでしまう。アニメ雑誌「アニメージュ」もヤマトがきっかけで創刊された話も有名だ。

◆評価(10点満点)◆

総 合これまでのヤマトのゲームに比べると段違いによい。ファンは即買い。イベントやセリフは涙もの!
操作性艦隊戦は問題なし。白兵戦にやや難があるが慣れれば問題なし。
シナリオ沖田が倒れる所がなかったり、原作にない話があったりするのは、ファンには不評だろう。
ビジュアルポリゴンが効果的。キャラデザインは漫画版に近いので、アニメでしか知らない人には違和感があるかも。
熱中度ファンならのめりこむのは当然だが、ファンでなくても十分時間を忘れられる。
音 楽原曲はよいのは言うまでもないが、それを生かしていないのが残念。効果音は興奮!

◆ブロローグ◆

 西暦2199年。地球はガミラス帝国の侵略を受け、滅亡の危機にあった。ガミラス人は放射能による汚染環境が生活に適している為に、遊星爆弾による攻撃で地球全体を放射能汚染する事で地球人類を絶滅に追い込もうとする。地球艦隊はガミラスの兵器に歯が立たず、頼みの綱であった沖田十三率いる主力艦隊も冥王星での決戦に破れて、ここに機動戦力は壊滅した。このまま滅亡の時を待つ他にないのか?
 そんな光景を知ってか、謎の星イスカンダルの女王を名乗るスターシャは妹のサーシャを地球に派遣する。しかし、サーシャは航海の途中事故で絶命。火星に不時着する。ちょうど火星で調査をしていた宇宙戦士訓練学校の生徒古代進と島大介がサーシャの小型宇宙船を発見し、サーシャが手にしていたカプセルを回収する。カプセルには波動エンジンの設計図の他スターシャからのメッセージが入っていた…。
 スターシャによると、地球の滅亡まで1年。助かる道はただ1つ。イスカンダルまで放射能除去装置を取りに行く以外ないと…。しかし、イスカンダルまで14万8千光年。とても地球の技術では行くことができない。それを可能にしたのが波動エンジン。恒星間光速航行を可能にしたたけでなく、ワープ航法によって半年以内に到着することができるという。
 地球はスターシャの言葉を信じ、古の最強戦艦だった大和をベースに宇宙戦艦ヤマトを完成させる。これまでの戦いで主だったベテラン乗組員は戦死した為、乗組員は宇宙戦士訓練学校の若い人材を中心に編成され、艦長は地球艦隊司令だった沖田十三。戦斗班長に古代進、航海班長に島大介という共に18歳の若者が抜擢された。
 果たして、ヤマトはイスカンダルまでたどり着けるのか?

※ヤマトは元々、移住惑星を探すための「ノアの方舟」として造られていたことは意外と知られていない。
※アニメ中では「戦闘」を「戦斗」と表記する。斗とは闘の別表記や略字としてよく使われていた。
※アニメ版の企画・原案は最近逮捕されまくってる西崎義展元プロデューサー。松本零士氏は監督・設定として制作に参加し、漫画版も担当した。

◆艦内配置と経験値◆

 戦闘終了後に得られる経験値で高いのは、戦闘指揮席と操舵席とバイロットとして出撃の3パターン。
古代はコスモゼロで出撃できるため、パイロット室に常駐し、毎回加藤と出撃する。
空いた戦闘指揮席には南部、砲術補佐席にはアナライザーを配置する。
他はデフォのまま。
 アナライザーは白兵戦で出撃することが多いが、デフォの医務室ではほとんど経験値が得られないので、必ず移動させておくこと。
 経験値は戦闘終了時にその席にいればいいので、直前まで個室にいてもよい。真田さんは特に体力を使うので、有効に使いたい。
 シナリオごとに決められた日数でクリアすればよいが、60日以内を20日以内でクリアできるなど、かなり余裕があるので、経験値を稼ぐために全ての敵を撃破してもよい。

◆戦闘指揮席を1とした場合の取得経験値◆

パイロット室(2人まで)から出撃
操舵席
レーダー席0.75
航行補佐席0.3
砲術補佐席0.3
通信席0.3
機関部制御席0.5
艦内管理席0.5
機械工作室0.5
機関室0.5
艦長席0.5
医務室(3人まで)0.03
個室・艦長室
※パイロット室から出撃しない場合はわかりません。

◆難点◆

  1. ロード時間の長さ。NOW LOADINGの入る機会も多い。
  2. 主砲などの効果音はよいが、ガミラス本営のBGM??が「ンーーー」って奴(笑)でなく、
      音楽を使ってる・・レーダーの音がないなど、雰囲気が出ていない部分がある。
  3. 原作にあるドラマチックなエピソードがない。原作にないシナリオは余計。
  4. 音がしょぼい。原曲のオケ版をそのまま採用したほうがよかった。

◆キャスト(PS版)◆

古代 進−山寺宏一
島 大介−佐々木功
沖田十三−納谷悟朗
森  雪−麻上洋子
デスラー総統−伊武雅刀
真田志郎−青野 武
徳川彦左衛門−永井一郎
佐渡 酒造−永井一郎
アナライザー−緒方賢一
太田健二郎−安原義人
南部康雄−林 一夫
加藤三郎−神谷 明
スターシャ−上田みゆき
ドメル将軍−小林 修
ナレーター−永井一郎か納谷悟朗
 
以下、未確認(原作より)
 
シュルツ−大林才史
ガンツ−緒方賢一
山本 明−曽我部和恭
防衛軍長官−伊武雅刀
古代 守−広川太一郎
藪 助治−池水通洋
ヒス副総統−山下敬介
タラン将軍−矢田耕二
ハイデルン−矢田耕二
ゲール−阪 脩
クロイツ−佐久間勲
ヤレタラ−安原義人

※古代の山寺氏は富山敬氏死去により代役。
  島は完結編だけ佐々木功氏。それ以外の作品は仲村秀生氏(健在)
  南部の林氏は映画版より参加。元祖は山下氏など3人がかけ持ち。
  上田さんは「さらば宇宙戦艦ヤマト」より参加。元祖は平井道子さん(故人)
  ナレーターは木村幌氏(故人)が元祖。


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