Res4 引用 |
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エンジー
今までのあらすじ ラミアス達の前に立ちはだかる強大な敵、エンド それはアソーが世界を滅ぼすために作り出した存在だった 旅の途中で開かされる世界の真実に戸惑いながらも ラミアス一行は鍵を見つけることに成功する しかしそこに待っていたのは行方不明のはずのスフィーダ そしてもう一人のカービィだった スフィーダは真実を告げアソーと共に去っていく…… その時エンドは世界の半分を破壊し終えていた ラミアス一行は鍵の力を利用してエンドの封印に成功したのであつうた
ラミアス「これで……エンドの危機は去ったという訳か……」 オルゴー「そうだな……」 カービィ「しかしあれだけの存在だ、いつまでも封印してはおけないぞ」
ラミアス「だが当分は封印を保てるだろう、これはあくまでも時間稼ぎなんだ」 オルゴー「時間稼ぎ?まだやることがあるのか?」 ラミアス「世界の脅威は完全に取り除かなければな」
カービィ「アソーと交渉をするのか?」 ラミアス「それも考えてはいるな」
オルゴー「でもアソーは居なくなったし……がいこつさんの所にでも行くか?」 ラミアス「大丈夫、そう遠く無い内に現れるさ」 カービィ「そんなもんなのか?」
アソー「まさか本当にエンドを退けてしまうとは思わなかったな やはり私が見込んだだけの事はある」 ラミアス「お前落胆していなかったか?」
アソー「それはもう過去のことだ、今は正直に賞賛しているよ 封印するという発想に行き着いたのは初めてだからね しかもここで終わりでは無いと来た、更に期待させてもらうとしよう」
オルゴー「本当に来たよ……」 カービィ「ラミアス……奴は何者なんだ……」
ラミアス「期待?そうか、期待か…… 生憎だがお前の期待通りには進まないかもしれないぜ?」 アソー「何を言う?私の設定した逆境を乗り越えるようなことがあれば 私の研究は成功したと言ってもいいようなものなのだよ?」 ラミアス「だったら尚更……かな?オレは乗り越えたりしないさ」 アソー「逆境を乗り越えずして進化があるのか?」 ラミアス「進化なんて必要無いのさ 世界が改変されるなら改変前と同じにに改変すれば良い 邪魔な存在が現れたのならば世界の外へ追放すれば良い 世界の理を崩されたのならばそれを元に均せばいい オレが求めるのは進化の果てにある勝利じゃあ無い お前の手に同じ手で返すいたちごっこなのさ」 アソー「進化を求めない……だと?環境が変われば 適応するために進化するのが当たり前だろう!?」
ラミアス「一世代で進化しようなんて思うことがおこがましいんだ 進化とは長い時間をかけて少しずつしていく物だ 目の前の環境が変わればまずは元に戻そうとするのが当たり前だろう? 進化とはその課程で勝手に起こるものなのさ しようと思ってするものじゃあ、無い」
アソー「そうか……ならば私は貴様に進化を促すだけだ」 ラミアス「まあ、進化が悪いなんて言わないさ だがな、状況が変わったならそれに適応するよう進化しよう 例えばだ、食料が不足したから食料が無くてもいいように進化したがる 温暖化したからその気候に耐えられるよう進化したがる 事故で放射能が漏れたから放射能が平気なように進化したがる それこそおこがましい、生命に対する冒涜だ 進化とは状況解決の手段じゃあ無い!」
アソー「お前に何が分かる!私の作った世界で 何不自由ないように設定されたこの世界で生きていたお前に 現実の辛さの何が分かると言うんだ!」
ラミアス「確かにわからないかもしれない だがわかることだってある!少なくとも 問題を解決するには自分たちで動くしかない! 進化を望むような受け身の姿勢で何かが変わるとでも思うのか!? それにこの世界を作ったのはお前じゃ無いだろう?」 アソー「受け身では無い!私は進化の為に この研究をしているではないか!」
カービィ「だったら何故この世界にこのような設定をした? 何不自由なく生きていけるような世界にこそ 進化は不必要な物だろう?」 アソー「なっ……?」 カービィ「オレにだってわかるさ アンタは逃げているだけなんだ、現実の問題から、な 研究をするという大義名分でこの世界を作ったのは 自分の楽園を作って逃げ込みたかったからなんだろ?」
アソー「そこまで言うのならいい…… この世界を地獄へと変えてやろう、お望み通りにな!」
オルゴー「ちょ!?そんなん望んでねーよ!?」
あとがき ラミアス……何説教なんてしてんだよ これってアソー逆ギレだよね? ちなみにこっちがシリアスな話になってる分 すら記ではギャグ全開で行きます それくらいしないとバランスとれないし カービィ「なんのバランスだよ」 |