<黒き流れ> |
川の書 | THE BOOK OF THE RIVER | 1984 | 94.3.22 |
途方もなく巨大な一本の川が、世界を東西に分断して流れていた。人々にとって川は唯一の交通路である。しかも川に出られるのは女だけ。男は二度川に出ると死亡する。だが対岸へ渡った者は一人もいない。川の中心に横たわる"黒き流れ"という謎の存在が全てを阻んでいるのだ。東側の町に育った少女は17歳になって憧れの川ギルドに入り、川へと漕ぎ出すが…。希有壮大な物語の開幕。 |
星の書 | THE BOOK OF THE STARS | 1984 | 94.6.26 |
川の東西間に勃発した戦争も終わり、川は再び静かな流れを取り戻した。奇しくもこの戦いの中心人物となった少女ヤリーンは、自らの体験を〈川の書〉に記しはじめる。だが運命は、まだ彼女を解放してくれない。"黒き流れ"に命じられ、ついに彼女は超存在の待つ真の戦いの舞台へ…。全宇宙を賭けた計画の全貌とは?稀有壮大なスケールと二転三転する展開で贈る、新しい神話世界! |
存在の書 | THE BOOK OF BEING | 1985 | 94.12.4 |
あと二年でこの宇宙は終わりを告げる。全能の超存在ゴッドマインドに焼き尽くされてしまう。ヤリーンだけがそのことを知っていた。だが、彼女はギルドの監視下で、黒き流れの神殿の巫女として過ごす毎日。超存在の計画を阻止できる者は他にいないというのに…だがどうやって?時空を駆ける少女の最後の戦い。前宇宙をゆるがす驚異の結末。天才作家を代表する三部作堂々完結! |
<その他> |
デクストロ 接触 | UNDER HEAVEN'S BRIDGE | 1979 | 88.10.17 |
超光速船ヘブンブリッジの調査隊一行がジェミニ星系デクストロ第二惑星で遭遇した種族は、カイバーと名付けられた。全身を金色の甲殻で覆われた、機械のごときカイバーは、言語学者・高橋恵子からレクチャーを受け、人類の知識体系を恐るべきスピードで吸収していく。だが彼らは、自らの文化については何一つ語らない。さらには、ある日突然、休眠状態に入ってしまったのだ。一方、恒星デクストロは刻一刻とノヴァ化にむかっていた。デクストロがノヴァとなるとき、カイバーたちには何かが起こるはずだ…。現代英米SF界の最前線に立つ二大作家が放つ、めくるめく世界律のヴィジョン(Michael Bishopとの共著) |