プロテウスの啓示	SIGHT OF PROTEUS	1978	87.8.2
管理局捜査官のベイ・ウルフは、ふとしたことから違法な整体実験の存在をかぎつけて、捜査にのりだした。時は22世紀、プロテウス神さながらに人の姿形を自由に変化させられる整体技術が実用化し、ある者は必要に迫られ、またある者は快楽のため、肉体を変化させている。初めは単純に見えた事件だったが、あくまでも真相の究明をめざすウルフがそこに見たものは、社会を根底から覆し、太陽系全域をも巻き込む巨大な陰謀の姿だった！

マッカンドルー航宙記	THE McANDREW CHRONICLES	1983	91.5.14
時空構造に関する太陽系随一の専門家、マッカンドルー博士。“究極の教授"と異名をとり、太陽系最高の知性を集めたペンローズ研究所でもひときわぬきんでた天才物理学者である…が、それと同時に、その奇矯な人柄もよく知られていた。ミニブラックホールをこよなく愛し、やがて画期的な航行システムを開発した彼が、相棒の女船長ジーニーとともに大宇宙で出会う驚異の事件の数々！

ニムロデ狩り（古書）	THE NIMROD HUNT	1986	98.1.30
コブウェブ・ステーションは、突如として壊滅した。そこでは、太陽系最大の機密研究が進行していたという。すなわち、知的生命体を発見するや、急襲し破壊することを存在理由とする人工生命、モーガン構造体の開発である。その構造体が、いずこかへ逃走した―かつてない危機を予測したステラー・グループ四種属は、緊急に会議を招集し、辺境調査保安隊司令官エロス・モンドリアンを長官とする追跡チームの編成を命じる。獲物のコードネームは“ニムロデ”―聖書に記された、最も偉大な狩人の名である。