Donald Moffitt

創世伝説[上]THE GENESIS QUEST198690.12.19
満天の星空のもと、知的生命探査のため、遥かな銀河を仰いでいた無数のパラボラアンテナが、突然ひとつの信号を受信した。ついに異星知的生命と接触したのだ!3700万光年の彼方から人類が発信したメッセージを受け取ったのは全身黄色で、上肢下肢それぞれ5本ずつを有する十肢生物ナーだった。彼らは、メッセージにあった遺伝子情報をもとに、人間をまるごと創りあげるきわめて困難なプロジェクトに着手する!

創世伝説[下]THE GENESIS QUEST198690.12.19
いくつもの銀河を越えてもたらされた人類からのメッセージを解読した十肢生物ナーは、人間を創りあげることに成功した。人間たちはナーに庇護下で、独自の文明を築いていく。しかし、一千年もの寿命を誇るナーに対して、人間の寿命はわずか百二十年。すべてに異なるふたつの種族のあいだで深刻な対立が芽生えるのは、時間の問題だった…異星に移植された人類文明の伸張を壮大なスケールで描く、気鋭作家の力作SF

第二創世記[上]SECOND GENESIS198691.4.20
銀河を越えて送られてきた遺伝子情報をもとに、十肢生物ナーによって作られた人類。だが、人類をあくまで庇護しようと考えるナーと、自らの独自性を追求する人類とのあいだには、深刻な対立が生じてしまった。人類がその解決策として選んだのは、ナーに別れを告げることだった。宇宙を航行する巨大なスペース・ツリー《イグドラシル》に乗り込み、自分たちの故郷、3700万光年の彼方にある地球めざして旅立つのだ…!

第二創世記[下]SECOND GENESIS198691.4.20
遥かな地球をめざす壮大な銀河間航宙の途上で人類は、二つのブラックホールが一つに融合しようとする、恐ろしい光景に遭遇した。しかもそこから発生する膨大なエネルギー流が、前方に迫ってきている。スペース・ツリー《イグドラシル》も瞬時に飲み込まれてしまうだろう。人類が助かるには、ブラックホールとブラックホールのわずかな隙間を、決死の覚悟で通り抜けるしか方法はない…


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