Kevin J. Anderson & Doug Beason

臨界のパラドックス THE TRINITY PARADOX 1991 早川 94.7.30
反核活動家エリザベスは破壊工作中に事故にまきこまれ、50年前の世界にタイムスリップしてしまった。行きついた先は1943年のアメリカ。そこではマンハッタン・プロジェクトが着々と進められ、いままさに世界初の核兵器が開発されようとしていた。なんとか開発を阻止しようとするエリザベスの行為が思わぬ結果を招き、やがてナチスの手に核兵器が握られることに…期待の共作コンビによるサスペンスあふれる傑作SF

無限アセンブラ ASSEMBLERS OF INFINITY 1993 早川 95.12.5
月の裏側で発見された謎の建造物の調査に赴いた一行が、現地でことごとく無惨な死を遂げた!それは異星から来た無数の微小なロボット─ナノマシンの仕業だった。あらゆる物質を原子レベルで解体してしまうこの機械が、もし地球に侵入したら?ただちに最高の頭脳を持つ科学者が月に召集され、厳重に隔離された研究所で必死の調査を開始するが…人類が直面した新たな脅威を迫真の筆致で描く、戦慄のSFサスペンス

終末のプロメテウス[上] ILL WIND 1995 早川 98.6.3
オイルスター社の超大型タンカー、ゾロアスター号は、到着を目前にして操船不能に陥り、ゴールデンゲート橋の橋脚に激突した。この事故でタンカーの原油百万バレルがサンフランシスコ湾内に流出しはじめた。オイルスター社はただちに原油回収作業を開始し、自然保護団体のボランティアたちも必死で活動するが、ほとんど効果はあがらない。マスコミは対応の遅いオイルスター社を非難しだしたが……

終末のプロメテウス[下] ILL WIND 1995 早川 98.6.3
サンフランシスコ湾内に流出した原油のために、ラッコやアシカ、カモメなど湾内の生物が次々死んでいく。早急な解決策を求めるオイルスター社は、開発したばかりの原油を食べる微生物プロメテウスを使うことにした。ところが、この微生物が原油だけでなく、ガソリンやプラスチックなどあらゆる石油製品を分解しはじめたのだ。世界を破滅の危機に陥れた微生物がもたらした恐るべき運命を描く、バイオ・サスペンス。


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