悪魔っ娘たまの漏らした妖気の犠牲になった人たちの墓参りに行こうと、夏休みを利用して出かけた賀茂一行。
とある町の墓地に来た時、すぐ隣に怪しい気配漂う朽ち果てた洋館を見つける。賀茂たちが調べてみようと近づくと、無人だと思っていた廃屋の中からメイド服に身を包んだ少女が現れて――!?
「お蘭」と名乗った彼女はこの屋敷の女中で、留守を一人で預かっているという。主人の客だと誤解された賀茂たちは泊まっていくよう執拗に引き留められるが、実はお蘭の正体は人形で……!?
遂に登場メイドさん。でもただのメイドさんじゃないよ
[天国に涙はいらない 11 メイドの途の一里塚/佐藤ケイ/電撃文庫 表紙裏より]
2月度6冊目は「天国に涙はいらない」最新刊。どりるーどりるー、メイドロボにはどーりーるー!去年の夏に買って、半年以上放置してたようで。いつも通り、大バカな話からいい話に持って行くのがうまいよなぁ。そして、賃金労働者である西欧メイドと女中道を起源に持つ和製メイドの比較話の辺りでまた変な蘊蓄を手に入れた。……ちゅーか「女中道」なんて言葉、ホントにあるのか。