ちろっと職場に顔出した後で、ミュシャ展でも行くかーと上野までふらふら歩いていったのだけど、職場でのんびりしすぎたおかげでミュシャ展に行くには時間が足りなくなってしまいました。さてどうするかと辺りを見回すと、ミュシャ展の看板に並んで翡翠展の看板が。どうやら今日が最終日らしい。こちらは閉館時間までまだ余裕があったし、ちょっと見に行きたかったこともありで国立科学博物館に行くことに決定。
展示内容は、翡翠の科学・翡翠の文化史・翡翠装飾品の展示といった感じで、最後の方に展示されていた翡翠の置物とかはホント綺麗でした。十二支の置物とか麒麟の置物とかよかったなぁ……。あんなの僕も欲しいよぅ。いや、レプリカでいいんでほんと。ところで翡翠を装飾品に使ったのって日本の縄文時代が最初で、それが少し時代が下って朝鮮半島南部に輸出されたものの奈良時代あたりで廃れてしまってその後は清の時代まで全然使われなかったのだそうな。なんだか中国って翡翠使いまくりなイメージがあったのでビックリですヨ。東アジア以外では、南米のオルメカ文明からインカ文明の期間に装飾品に使われたのだそうだけど、こちらもそれっきり姿を消してしまうらしいです。……なんだか不遇だな、翡翠。
最後に、亀の置物なぞをお土産に買って退散。んー、こういう博物館の展示も良いですな。次はミュシャ展と、それからエミール・ガレ展にでも行ってみよう。