歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代を直接観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の女子学生キヴリンは、実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF
[ドゥームズデイ・ブック 上巻/コニー・ウィリス/ハヤカワ文庫 裏表紙より]
21世紀のオックスフォードから14世紀へと時をさかのぼっていった女子学生キヴリン。だが、彼女が無事に目的地にたどりついたかどうか確認する前に、時間遡行を担当した技術者が正体不明のウイルスに感染し、人事不省の重体に陥ってしまった。彼女の非公式の指導教授ジェイムズ・ダンワージーは、キヴリンのために、新たな技術者を探そうと東奔西走するが!? 英語圏SFの三大タイトルを独占したコニー・ウィリスの感動作。
[ドゥームズデイ・ブック 下巻/コニー・ウィリス/ハヤカワ文庫 裏表紙より]
さっくり読んでしまおうとこれだけはダンボール箱に詰めずに取っておいた「ドゥームズデイ・ブック」ですが、いざ読み出したらほとんど1日で上下巻1100ページを読み切ってしまいました。いやぁ、おもしろかった! 最初の200ページくらいは人名が区別できないし、話も動いてないのでちとツライけど、それを過ぎてしまうともうイッキですヨ。未来編の脇キャラ2人、どんな女の子もイチコロのウィリアム君と行動力がとんでもないコリン君は実にいい味出してました。
実はコニー・ウィリスの作品を読むのは、この「ドゥームズデイ・ブック」が最初なのですが、こんなに面白いとは思わなかったでス。ハヤカワ文庫で何度も売っているのを見ているけど一度も買わなかったのだよなぁ。とりあえず、邦訳最新刊の「航路」を手に入れてくるとしますかね。
その他今日は、役場(というか、市役所の支所だな)に出向いて転入届を出してきました。これで引っ越しがらみの手続きはオシマイか?