ヒマラヤ山脈上空2万メートルに浮かぶ極秘の研究施設――そこは自らの肉体を変化させて戦う特殊な魔法士《龍使い》の実験場だった。
フリーの便利屋《魔法士》ヘイズは、施設に潜入し実験データとサンプルを持ち帰るという依頼を受ける。実験体の暴走の可能性を聞かされていたヘイズは、そこに暮らす4人の少年少女の天真爛漫さに戸惑いつつも、交流を深めてゆく。しかし彼らには、恐るべき秘密が隠されていた……。
滅亡へ向かう近未来を舞台に、物理法則すら操る《魔法士》たちの戦いを描く人気シリーズ第2弾!
[ウィザーズ・ブレインII 楽園の子供たち/三枝零一/電撃文庫 表紙裏より]
半年ほど前に買ってずっと放置していたのだけど、最近は「電詞都市DT下」「スターシップ・オペレーターズ3」「悪魔のミカタ3」と1日1冊ペースで読んでいて、かなり本読みに重みが寄っているようなので丁度良い機会と読み始め。……すんません、400ページ一気に最後まで行かせていただきました。もう、最初の6ページでがっちりハートをキャッチですヨ。……でも、ウィザーズ・ブレインなので展開はきっついです。ほとんどみんな死んでしまうし。ちなみに1の1年後あたりの話のようですが、前作の方々は今回出てきません。でも、まだ続きも出るようで楽しみですわ。
今回の主人公は真っ赤な髪のヘイズさん、指パッチンで魔法を使います。いいですなー、指パッチンで魔法。憧れです。もう一人の主人公、李芳美(リ・ファンメイ)は翼少女なのでこっちも僕の趣味とばっちりあってます。でも、翼はやっぱりコウモリじゃなくて鳥の方がいいですよ? ……ところで非常に基本的な問題なんだが、あれのどの辺りが「龍」なんだろか?