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クウガ最終回に思う事
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終わりましたねえ・・・あのキューバの青い空。あの為の1年だったのね。 もう雄介が拳を作る必要もない。 ・・・と、いい事はここまで。 言いたい事はわかるしその製作意図も感動もすごく心にじんときたんだけどね!だけどねなのよ! ・・・なんというか、3話もかける話か?っていうね。 「強魔」のあたりから映像のセンスが悪くなったきがするんですけど。雪のなかでの噂の二人、カメラワークが最悪にヘタクソなんですけど。べったり顔アップばっかりで映像的につまんない。アレで1回雪のなかの二人を遠くからとってくれただけでもおもしろかったのに。 どうしちゃったの?なんかあったの?アギトにスタッフひきぬかれた? 最終話3話だけでなくて「強魔」の回からずっとシリーズ構成が変だよ。だるい話はあるし年末なのにここで盛り上げなくてどうする!って所でおまけっぽい話ははいるし。しかもそのおまけがおもしろくねえ(大きな声ではいわないけど「現実」の回だ!)ここは「強魔」から長野に行ってガドル兄さんの話に直結してそのまま最終局面で3話ぐらいで終わっちゃってよかったんじゃない? まず「決意」 ヒーローはね、時としてみんなを守りたいが故に自分の事を軽く考えすぎる時があって。でもそれってヒーローの事を大事にしてる人に対してものすごい失礼じゃないかって思うのさ。もちろん闘ってる訳だから命のひとつふたつ賭けないといけない時もあるだろうし、死にたくなくても死ぬ時もあるでしょう。それは仕方ない。仕方ないっていうのはナニだけどこればっかりは戦えない人間にしてみればしょうがないのだ。
だからね。五代くんの「大丈夫!」は「みんなの笑顔を守るために闘う。みんなに笑顔でいてほしいから自分は絶対死なない」っていう意味だって私はとった。だからすごく嬉しかった。ちゃんと自分の価値を知ってる人の科白だって思って。まわりの人が大事なら同じぐらい自分の事も大事にされてるって事を知らなきゃだめさ。まわりに大事にされてる自分だから簡単に自分を捨てられないよね? しかし!「決意」の回でなんか決意しちゃった五代くん・・・バカー!!!まわりに別れを告げるっていうのはね!ドラマ的に盛りあがるけど、ものすごい自分勝手で自分本位なコトしてるのよ!ああゆうカタチで挨拶に行くってのはもう自分が帰れない事を前提にしてるじゃない。元気を分けてもらいに行くんじゃなくて「俺がいなくても大丈夫」って確認にいってるじゃない。それって自分を過小評価し過ぎ!五代くんがいなくてもみんなが笑顔になんてなれないんだからね!そこんとこをわかってない五代くんなハズないのに!そんなのダメだ! そこで私のなかの小学生がひどく傷つきました。 「俺、クウガだから。大丈夫」っていったくせに・・・でも死ににいくのね。万が一帰れなかった時に「旅に行ったんだ」って思ってもらうための、さよならの練習。その為に1話30分使うか・・・ ・・・やだなあ・・・こうゆうヒーロー番組にありがちな「自己犠牲」ってちょっとやなんだよね。私は。 そして「空我」 「暴力は醜い」っていうことが書きたかったの?たしかに痛々しくて見ててつらいけど。笑いながら戦うダグバちゃん。でも今まで「何故闘うのが楽しいのか」とか「闘うことに存在意義を見出してるのか」とか、グロンギの側の論理が
置いてけぼりになったまま放り投げてあるのでここで感情移入できません。 それにダグバちゃんがあんまり強そうに見えないのもアルティになってまで戦う雄介に肩入れできない理由の一つ。 「守るために戦う雄介」っていうのはいいコンセプトだと思う。ただ守るための闘いだと最終局面で戦う理由としてはちょっと弱い。攻めこめないからね。 しかしとうとう攻撃に出ちゃったね・・・ その1年かけて作り上げた世界観そのものを揺るがしかねないミスを、とうとう犯してしまったね・・・ いやーこのままじゃ「最終決戦で解決を」ってカタチが作れないからどうやってオチつけるのかな?って思ってたら、全くそこまで考えてないね。脚本。考えナシに絵的に盛り上がる方を選択したね。いいけどさ。別に。 いままでのヒーローは戦う理由がそれぞれなりにあった。たとえば親兄弟を殺された復讐だったり自分を改造された恨みだったり。はじめはそんな個人的な動機だったけど、闘ううちにいろんな人と係わって誰かの為に闘うようになる。自分の為誰かの為に決着をつけに、敵の本拠地に乗り込むわけで。 あとはダグバちゃんのデザインかな・・・ははは・・・ダウンいっぱい。 白地に金ラインっていうのはアニメならカッコいいだろうけどね。実写では色がないからただの白い人だ。しかも膨張色。私初めてみた時「・・・着膨れしたスキーヤー?」って思っちゃったよ!
「雄介」 それじゃあんまりなんでもうちょっと。 ラストの方で桜子さんと一条さんが語らってるでしょう。そのなかで桜子さんが言う科白。 グロンギがたとえば人間の悪の心から派生したのなら「悪の心に負けないようにひとりひとりが頑張ろう」みたいな反省は必要だし、いい事言うなあっておもうけど。今回のグロンギはいわば天災でしょう?「動物園からトラが逃げました」レベルの話じゃない。誰のせいでもないからこそやりきれないわけだけど。少なくとも反省はしないよな。この一件では。 むしろ反省すべきは治安維持活動を担う警察組織でしょう。刑事部屋で「今度は俺達が頑張るぜ!」っていってくれればいいものを、雄介に思いをはせてほのぼのして終わり。・・・いいのか?警察機構。まあたしかにグロンギの事件は特殊過ぎて日常の業務に反映できないけど。警察内部でもグロンギがらみの特例の嵐できっとあとで書類上の辻褄合わせるの大変だったと思うよ・・・
総論。「強魔」から後ろ、DVDでシリーズ構成を変えてディレクターズカット版を出してくれ。構成さえよければ、言いたい事や中身やテーマは間違いなく上モノなんだから完全無欠の名作になったのに。 私の評価は「10年に一度の規格外駄作」それは決して悪い意味ではなく。最上の誉め言葉として。 |