美濃・尾張遠征 その2

平成10年3月19日〜23日

○3月22日
名古屋在住のA本さんが、今日1日、車をまわしてくれるということで、
お言葉に甘えて奥美濃へドライブ。
中央自動車道の恵那ICで降りて、岩村へ。

岩村城



大和の高取城、備中の松山(高梁)城と並ぶ
日本三大山城の一つと言われているが、
他の2つにまだ行ったことがないので良く分からない。
また、さらに標高721mという、
日本でもっとも高い位置にある山城と言われているが、
どちらかというと、日本一の比高の山城の方が
登っていて断然面白いように思うのは、
わしだけだろうか?



麓の駐車場でA本さんに待っていてもらって、
相棒と2人でえっこらと城に登る。
いたるところに石垣が奇麗に残っている。
広く開けた本丸に出ると、そこには「女城主」の幟が。
いや、そりゃ女城主という言葉は好きじゃけどねぇ…。
おまけに、ここまで苦労して登ったにもかかわらず、
本丸のすぐ下に駐車場があったりする。
有名な割にはお間抜けな印象が濃かった。

その本丸のすぐ裏に、中世山城時代の郭跡が残っていた。
どちらかというと、自分はこっちの方が好きでした。



麓の店で焼き立ての五平餅を買い込み、一路明知城へ。


明知城



なかなか見つからなくて、ぐるぐるまわってやっと見つける。
明智駅の真東にある山の辺り。
車で行くなら、上矢作町に抜ける道に入って
山を向こう側(東側)にぐるっと回り込んだ辺りに登り口がある。

なだらかな山城で、それなりに整備もされており、
また雰囲気がどことなく小倉山城(広島県大朝町)に似ていた。
本丸には一組の老夫婦がハイキングに来て休んでいた。
陣屋の辺りまで一度降り、本丸の北側の道を回って帰ろうとしたら、
道に迷ってしまう。
方位磁石も持っていたのに、またしても。
おかげで連れにむっとされてしまう。
かなり威信度が落ちたようだ。
まあ、元々無しに等しかったけど。(笑)

とりあえずもと来た道を戻って、何とか駐車場まで無事帰還する。


一路北上、苗木城に向かう。
途中国道19号線の脇にちょっと入った蕎麦屋で昼食。
高くてまずい蕎麦をいただく。
季節が悪いのを考えても、おいしいとはいえなかった。
木を取り直して苗木城へ。


苗木城



地図上には記載があるが、城に寄せる道が載っていない。
川沿いにある道だろうと見当をつけてから東側の橋を渡るも、
その道に降りれない。
仕方なく城山をぐるっと北から西側に回ると、
有料道路沿いの道に、大きな看板と観光バス用の駐車場が見つかる。
そこから城の麓の辺りまで、もう少しばかり車で入れるようになっている。

石垣がいっぱい、というよりも岩そのもの(笑)。
岩山をうまく利用して城を作ってある。



えっちらおっちらと登っていくと、見晴らしのいい本丸へと出る。
そこで地元の古老に、この城のいわれやら、管理の難しさ、
愚痴などを延々聞かされる。
上の写真の風景は、下の川が木曽川、左右に中山道が走っていて、
向かいのおおきな山が恵那山、その向こう側を飯田に抜ける峠道が走っている、
…そうである。(うろ覚え)
しばらく眺めた後、二の丸辺りまで戻って記念撮影。
中津川から中央高速に入って、名古屋市内へ。


小牧城



中央高速を小牧で降りて南東へ。
…駐車場が見つからない。
ただでさえ名古屋で車が多いのに、この地区は道が異様に狭いので、
そこら辺にほいと置いておくわけにもいかない。
山を2周くらいして、やっと北東に駐車場があるのを見つける。

4時過ぎで、そろそろ日も暮れそうだったので早めに落とす事に。
…が、本丸跡にある偽天守、もとい資料館はすでに閉まっていた。
この小牧山、山一面を木が覆っており、この偽天守閣に登らなければ
尾張平野の景観を眺めることができない。
木が少なそうな場所で景色を見ようとしたけど、
なかなか見晴らしのいい場所はついに見付からなかった。
結局ほとんど何のために来たのかわからないままに山を下りた。
まったく、木を植えればいいってもんじゃないことくらい、
前広島市長の荒木さんがその行いで、
我々に語ってくれていたはずである。
このままだと名古屋市も広島みたいにすさんだ街になってしまう恐れが…
…って、もう十分すさんでいるか(笑)。
(城に)木を植えるぐらいなら、先に車の排気量制限をしろ。
特に四駆。
山に登るのはパジェロミニで十分だ。
せいぜいJrまで。
イオ?、GDI積んだからって元が大きくちゃ意味が無ぇわな。
と言うことで1500cc以下に決定。


そんなことはどうでもいいとして、一度A本さんの家に車を置きに帰ることに。
帰り道、信号待ちしていると、突然隣で喧嘩が始まる。
いきなり右後ろの車から2人の兄ちゃんが降りてきて、
前のカップルの車に怒鳴り込んでいく。
カップルの男も、止せばいいのに車から下車、
2人の兄ちゃんにぼこぼこに殴られていた。
もちろん我々を含め周りは、何事もなかったかのように
その場を後にする。
何があったのかは知らないが、いきなりその場でストリートファイト。
さすが名古屋。


夜は、ヘルス名古屋城(笑)正面の路地奥の、居酒屋「世界のだいちゃん」。(名前うろ覚え)
名物の、幻のから揚げを食べる。
このから揚げ、たれに漬け込んだ鳥の手羽先を、
衣をつけずにから揚げし、その上から塩胡椒をたっぷりとまぶしたもので、
辛いけど、これがうまい。

強烈な胡椒の辛さにむせびながらも、
これを肴に銀河高原ビールを流し込むのは、
幸せの瞬間というより他にないだろう。
いや、大袈裟でなくて本当に。
他にも豚ばら肉を串に巻き付けた、一風変わった味噌串カツに、
どて煮(煮込み、ちろん赤味噌風味)、
軟骨ににんにくの丸揚げなどを頼む。
ビールも銀河の他に、コロナビール、レモンビールなどを飲む。

程よく酔ったところで、A本さんお勧めのワインの店に。
場所は、残念ながら記憶に残っていない。
どこかのビルの九階ぐらいにあって、
店員さんがアメリカの警官の格好をしていたことぐらいしか覚えていない。
とりあえずそんな場所で、チーズの盛り合わせと生ハムのカルパッチョで、
ワインを2本ほどあける。
ワインの味は分からないけど、チーズは大変においしゅうございました。

A本さんと別れ、2人でホテルに帰り、
寝る前にしばらくの間、山城と平城(天守閣付き)でどちらが面白いかを論争。
結局物別れ。
もちろん自分は山城派。
その後、先日のヘルスの話などをしばらくした後、
旅の疲れもあってか、ぐっすりと寝る。


○3月23日
名古屋城(那古屋城)



最終目的地、名古屋城へ。
ホテルでチェックアウトを済ませ、重たい荷物を持って北へと歩く。
途中、名古屋名物のパン・サラダ付きコーヒーを飲みに喫茶店へ。
なるほど、メニューを見ると、
「コーヒー、トースト・茹で卵・サラダをサービス」
などと書いてある。
けど、これって早い話がモーニングのことじゃぁ…
ちょっとがっかりしながら名古屋城へ向かう。

(偽)天守閣の改装工事が終わったばかりなのか、
(偽)天守閣の中が奇麗になっていた。(今の大阪城と同じような感じ)
江戸時代の城下町を再現したところが面白かった。
二の丸辺りにある旧那古屋城跡にも行く。



これも一城。(笑)

以上で長いようで短かった行程も終了。
あっしは引越しの荷物整理のため、そのまま東京にとんぼ返り。
連れは故郷長崎に寄ってかえるそうである。

戦果
	攻撃対象	13城

	うち 棄権	  0城

			13城	攻略


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