雪の境目 安芸・備後遠征 2日目

平成25年1月11日〜14日




仁後城、凸凹パラダイス




○1月12日

親戚への電話調査で県北部に積雪がそれ程無いこと、天気も良い事が判明したので、可能な限り北上することに決定。

まずは高速に入り、中国道千代田ICで降り、高峰城へ




高峰(壬生)城


左:主郭の南下の郭、西側、右:同左東側


左:主郭、右:同左


左:主郭から南西方向を望む、右:主郭の西下の郭の土塁


左:土塁から北西下の堀切を見下ろす、右:堀切から土塁を見上げる


左:再び登って土塁の北東側、右:南に出ている郭方向を


左:南に出ている郭、右:東斜面にある井戸?



公園化されているものの多少荒れ始めている。冬に来てこの藪の深さはどうかと。
縄張りは明確で高低のメリハリも利き、裏手の土塁と堀切も見事だった。

登り始め、墓所の奥の入り口が判り難いが、尾根筋でなく東斜面を探せば見つかる。





有田城


左:三角点の南下の郭、三の丸とある、右:同左の南下の郭


左:三角点付近、茗荷丸とある、右:同左から南下を望む


左:茗荷丸から西方向、右:西下の平坦地、本丸とある


左:本丸から更に西下、二の丸とある、右:二の丸から茗荷丸・三の丸方向を


左:山頂北西下にある堀切だか山道だかわからない窪地、右:駐車場付近にある崩れた防空壕跡っぽい陥没部



八重東小学校を少し北に行くと、山側への道が出ている。少し入ると比較的立派な駐車場があり、そこから軽トラでも登れそうな道が出ている。
平坦地はあまり明確でない。山頂は狭く、茗荷丸という石碑が建てられている。ここから西下に本丸、二の丸と連なり、茗荷丸の南下は三の丸となっている。
縄張図(県教育委員会)を見ると、山頂から北西下に堀切があるが、尾根越しの道跡なのか判断に迷うような微妙なものしかなかった。

また駐車場に近い麓の道脇に、陥没した防空壕のような窪地がある。広島県警史に八重に防空監視哨があったという記載があるので、これに関する遺構かもしれないが、山頂付近で聴音壕などは見られなかったので微妙なところである。





今田城跡


左:南端の郭とその北上の郭との間の堀切、右:尾根上の郭


左:三の丸、左上が二の丸、右:三の丸を二の丸から


左:二の丸から本丸を、右:本丸から二の丸を


左:本丸を南から、右:北から


左:三の丸の北西にある井戸跡、右:井戸から本丸を見上げる


左:本丸から日野山城を望む、右:麓の駐車場(名水)



リベンジ。麓の居館跡で北へ分岐する車道を少し北西へと進んでゆくと、名水用の駐車場があり、そこに登山道の入り口がある。獣よけにトタン板で塞がれているので、開けて入る。
三の丸−二の丸−本丸の高低差が印象的である。山頂からの景色も良い。





駿河丸城


左:本丸から南西、右:西


左:本丸西側の土塁を南から、右:本丸の東側


左:二の丸から本丸、右:二の丸から南西方向を


左:二の丸の南西部、右:南西端


左:二の丸の北の斜面、右:本丸北から南東へ下る道


左:南西斜面にある郭群、右:南から全景



千代田ですら雪が無かったので、調子こいて一気に大朝まで北上してみたところ、ギリギリのラインだった。南斜面でも雪が所々残っており、北側に行くと積雪していた。浜田自動車道の寒曳山PAのすぐ南東。

本丸と二の丸とが馬蹄形を為していて面白い。
北東にも出丸があるらしいが、登り口が判らなかった。東側に回って墓地の裏手を直登すると行けそうな雰囲気ではあったが、確認まではせず。




千代田の町に戻り、ローカルスーパーでお惣菜を買って昼食。
丸々太った穴子の蒲焼が美味しかった。




土肥城


左:南側の堀切を道路から、右:北東の道路からの全景


左:南の堀切、右:同左


左:西下の堀切、右:南西へ伸びる堀切


左:南東斜面の竪堀、右:その付近の竪堀


左:南端の郭(最高所)、右:同左の南端の土塁


左:その北下の郭から南を、右:同左から更に北下の郭を


左:東斜面にある平坦地その1、右:その2


左:南東斜面の竪堀、右:東斜面の平坦地その1


左:東斜面にある畝状竪堀?、右:同左を下から



千代田まで再び戻り、県道69号線を南下。南方集落の北西にある。
規模は小さいものの、メリハリが利いた良い城だった。
整備前なのか破壊前なのか、木が切り払われていた。明確な登山道も無く、直登を繰り返さなければならなかった。教育委員会の地図には東下に何も無いが、地形を見るに畝状竪堀らしいものが4〜5本見える。





面山城


左:南西端の郭、右:その北東の郭、奥上が主郭


左:主郭南下の堀切(東)、右:主郭から南下を


左:主郭、右:主郭から東下を


左:北東の郭から主郭を、右:北東端の郭、奥に土塁


左:南東下の郭(地図に無し)、右:同左から北東端の郭を見上げる


左:北東端の堀切群、右:同左付近から北東端の郭を見上げる


左:堀切群、右:同左



高宮町志部府集落の北にある。廃寺の裏に駐車場があるが、入り口がわかりづらい(上図の青点線)。また登山道もわかり辛かったが、地図でプロットしていなかった上に、これを書いているのが8月末で記憶が殆ど無い。恐らく、上図の赤実線のように登ったように思う。

高低差のメリハリが利いた城だった。朽ちかけた階段があっても、ややもすれば後ろに転がり落ちそうな急傾斜だった。北東端に3重の堀切がある。





仁後城


左:県教育委員会の地図での6の郭の西上、右:南下の民家、かなり急斜面


左:5の郭の東下の竪堀群を東から、右:同左を西から


左:5の郭の南下の畝状竪堀、右:上奥が4の郭


左:4の郭の南下の堀切?もしくは崩落の途中?、右:4の郭


左:4の郭から東を、右:4の郭から主郭(1の郭)方向を


左:主郭の南西下の凸凹地形、右:同左の続き


左:主郭の西下の凸凹地形、右:同左中の竪堀


左:3の郭付近の竪堀群、右:2の郭付近から主郭を見上げる


左:北西尾根上の土橋、右:7の郭付近の堀切


左:主郭への直登中、4の郭を見下ろす、右:主郭の東下の段


左:主郭、右:旧道脇の登り口



高宮町田屋郷から北への分岐にある。北へ向かう道の、旧道(廃道)との分岐付近に登り口があり、この辺りに獣避けの柵の入り口がある。崩落があり、入って直ぐに道が不明になるが、左奥へ回っていく感じで進めば、すぐに道に出る。

今回のツアーの中では、2度目の鏡山を抜けば、最も良い城だった。高低差のメリハリも良く、また竪堀や堀切などの凸凹も多かった。難は登り口が判りづらく、また登り道も明確でなく、特に主郭へは直登の覚悟が必要である。





牛首城


左:県教育委員会の地図の1の郭を東下から、右:3の郭を南西から


左:3の郭、西方向を、右:2の郭の御堂、奥に1の社


左:3の郭の南下のL字、右:同左の西方向


左:6の郭、右:4の郭


左:左奥が5の郭、右:L字部を西から


左:7の郭付近は鬱蒼としていて地形がわかりづらい、右:登り口



高宮町五十貫部集落の東、県道322号線が直角に曲がる付近で旧道に入ると、看板が建っている。日の入り直前だったこと、また社周辺しか整備されていなかった為に地図にあるような派手な畝状竪堀を拝むことは出来なかった。




日の入りギリギリまで行動し、終了。
東広島まで移動。近くのスーパーで惣菜を買いこみ、部屋で夕食。




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