明治45年の開駅からその姿をあまり変えることなく室蘭の歴史を見つめて
きた室蘭駅。平成9年9月30日限りでその役目を終え、お色直しの後、現
在は、観光案内所として室蘭に立ち寄る観光客の道案内として活躍して
います。また国鉄購買部時代から歴史のあったアスター室蘭店もその後営
業を終えています。


室蘭駅の沿革
明治25年岩見沢−輪西間で北海道炭坑鉄道営業開始
明治30年 仏坂下に室蘭停車場が建設される。(初代)
明治36年旧駅舎裏手の海岸町に移転される。(2代目)
明治39年鉄道国有化により北炭鉄道から国鉄となる。
明治45年現在地に移転新築される。(3代目)
昭和54年改修工事施工
昭和62年国鉄民営化によりJR北海道となる
平成9年新室蘭駅舎完成(4代目)
平成10年旧駅舎は室蘭市へ譲渡される


歴史的価値

旧駅舎は、道内の駅舎の中では「最古の木造建築物」であ
り、建築様式は寄せ棟造りで、緩い勾配の屋根には6つの
三角破風の屋根窓が取り付けられています。外回りは入母
屋風で「がんぎ」と呼ばれるアーケード様式を取り入れてお
り、全国的にも大変珍しい建築物です。

外壁は白漆喰で、構造体の木部と茶の屋根によって明解
なコントラストをあらわしています。また、軒下は持ち送りに
よって飾られ、正面車寄せの天井は花模様の飾りを中心と
して一面に格子状の浮き彫りをめぐらせた漆喰仕上げとな
っており、明治期の洋風建築のたたずまいを現在に残して
います。

室蘭駅−その後−

現在の室蘭駅は200mほど母恋方面に移り、室蘭郵便局
近くで営業しています。さて、もとの室蘭駅はどうなったか
といえば、その後は室蘭市に譲渡され、内装などを一新
した後、観光案内所として活躍しています。また、コンサー
トや個展など各種イベントにも使用でき、市民に開放され
ています。

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