初めて 東京に行った
飛行機から見た東京湾は 人々が排出した 汚いカスや油が浮いていた
見てるだけで 吐き気がする 汚ねぇ海だった
緑のカケラもなく 灰色の四角いビルが 地面から生え
血管のように 列車の線路が 張り巡らされ
道路では 車があふれかえっていた
こんな所で よく人間が生きていられるものだ
街に出ると 人、人、人、人が川の流れのように 同じ方向に流れている
何でそんなに急ぐのか知らないが
みんな早歩きで スタスタと心のないロボット様に 歩いている
俺は 作り物の街に 迷い込んだんじゃないかと マジで思った
水は臭せぇし 食い物もまずい よくこんな所で 生活できるもんだ
俺は3日で 気が狂いそうになった
イナカ者は イナカが一番だな
真っ青な海 一面に広がる原っぱと 緑の山々
吸い込む空気も 飲み込む水も うまい イナカが一番だ!
さぁ 帰ろう ふるさとへ