◆花組ショートコラム◆其の弐


◆セガ再編成◆
 


最近業界内外が騒がしいけどヨ
今回セガが随分思いきった
内部改革をしてきたよな。
 


何よ、やぶから棒に…
ずいぶん今回はストレートねぇ。
 


今回はスミレのヤツが
夏休みでいないからな!
せっかくなんでテンポ良く
行こうと思ってな。
 


スミレさんは夏休みと言うより
会社が潰れてハローワーク通い
だそうです…
 


かー!
厳しい世の中ですな…
 


せ、せっかくですから
セガの話にしましょう。
 


そうだな!
じゃあ、次の表を見てくれ
今年10月から変わる
開発スタジオ編成表だ

ソニックチーム
ライトユーザー向けのソフトを開発する会社。編成はソニックチーム+ユナイテッドゲームアーティスツ。
チーム名の存続するソニックチームはご存知ソニック・ザ・ヘッジホッグを生み出した中氏の率いる開発スタジオ。ソニックの他には、コンシューマでは最初のオンラインRPGでは「ファンタシースターオンライン」がある。
一方UGAの略称で知られるユナイテッドゲームアーティスツは、「Rez.」や「スペースチャンネル5」といった新機軸のファッション性の高いゲームを手がける開発スタジオ。
ヒットメーカー
ヒットメーカー+セガロッソ。新機軸のゲーム開発がメイン
ヒットメーカーは、若きセガの新社長小口氏が率いていたチーム。今回小口氏が栄転につき、後を任されたのは女性の熊谷女史。敏腕プロデューサーだったそうです。「バーチャロン」や「クレイジータークシー」「ワールドクラブチャンピョンシップフットボール(WCCF)」等。
セガロッソは「頭文字D」が現在ヒットのドライブゲーム中心の開発スタジオ。
ワウワークス(仮)
ワウエンターテイメント+オーバーワークス。全年齢対象の定番ソフトの開発を機軸。
ワウは「ハオウス・オブ・ザ・デッド」が有名な開発スタジオで、「ゲットバス」や「セガ2000GT」などを手がける。新作に「激闘プロ野球水島新司オールスターズVSプロ野球」なんて怪作も。
オーバーワークスはナンと言っても「サクラ大戦」シリーズが有名だが、最近は世界市場を意識して「忍」や「クノイチ」なども手がけるスタジオ。
アミューズメントビジョン
アミューズメントビジョン+スマイルビット。映像を駆使した方向性のゲーム開発を目指す。
アミューズメントビジョンは雑誌にコラムも持つ名越氏率いる開発スタジオで、モンキーボールのスマッシュヒットなどもあるが、「ヴァーチャストラーカー」や「スパイクアウト」と言ったゲームセンターゲームでも多数のヒット作を持つ。
スマイルビットは、最近ではX−BOXに注力する開発スタジオで、最近では「パンツァードラグーン・オルタ」「ガンバルキリー」「ジェット・セット・ラジオ・フューチャー」などピンポント作品も目立つが、ナンと言っても「Jリーグサッカークラブを作ろう」などの作ろうシリーズのヒットが大きい開発スタジオ。
セガAM−2
唯一存続の開発スタジオ。ただし、代表は鈴木裕氏から片岡氏にチェンジ。言わずと知れた「ヴァーチャファイター」シリーズや「アウトラン」などの名作を手がけてきている。
シネマティックオンラインゲームス(仮)
鈴木裕氏が新たに率いる開発スタジオ。それ以外はナゾ
スマイルビット
スマイルビット+アミューズメントビジョンのもう一つの開発スタジオ。
スポーツゲームをメインに手がける。
つまり、上記のヴァーチャストライカーや作ろうシリーズの開発をまとめてスポーツ専門のチームとなるらしい。
資料:QUITER


変わっていないようで
随分変わったわね。
 


新社長に就任した小口氏は
「リストラは行わないが開発スタジオの再編をする」
ということを言っていたけどよ、
結構理に叶っているな。
 


理にね…
ところで、サウンド関係と
一部の開発を行っている
ウェーブマスターって
どうなるのかしら?
 


そりゃ決ってんだろ
サヨナ…
 

ガス!
 


話を振った私が
間違いでした。
 


イテテ…じゃあ
聞くなよ…
 


でも実際問題、再編成による
ジャンルの専門化は
ある意味そのジャンルを強化
することに繋がるけど…
 


逆にマニアックな部分で注目は
集めてもイマイチ採算の取れなかった
ゲームとかは出にくくなるよな。
 


あら、分かっているじゃない!
 


ったりめーだよ。
 


ナンにしても、これまで
コンシューマ系が弱いと
言われたセガですが、
再編を機に大きく躍進
してくれると良いですね。
 


ダメなジャンルを諦め易く
切り捨てる口実ができるしな
 

ゴス!!


いい加減にしなさい…



つづく