予告



ヒデキ:「仕事で行けそうもないです。でも、もしかしたらちょこっとだけ・・・。」
Kiyo:「そうかぁ、残念だな。まあパイクは俺に任せて仕事に集中しなよ、ひ・で・き!(笑)。」
(ぜんぜん残念そうじゃないぞ)

さて、今日は川沿いのルートビアー屋にするかな。
この店は、最初にこの味を発見した店。
しかも、冬には閉まってしまうという夏季限定海の家みたいな店。

さて今日のダックリバーは?
減水したまんまね。

まずはいつもの角から。
減水時はここが一番反応が良い。

反応がない・・・。

しばらく粘ったが、なんの反応もない。
パイクは最初が勝負みたいなところがあるからなぁ。
ヒデキも居ないことだし、ヒデキの角に行ってみるか。

ここも、反応がない・・・。
一番パイクがいそうな2つの角が音沙汰無しか、辛いな。
RBは川沿い店のでは効果がないのか?

期待薄だけどギルゲイツの角。

やっぱだめ・・・。

最後の角。

ここもダメ。

嗚呼、全滅・・・。

線路脇に行くか?
でもなぁ、あそこはパイク密度薄そうだしなぁ。
先週もあちこち行ったけど結局ここが一番釣れるんだよね。
ヒデキも来るかもっていってたしもう少しここで粘るか。

最初の角でスピナベを白に変えてと、
パイクが回ってきそうな最下流へ向けてマシンガンキャスト。

ん?
きたっ!
のった!!
がーーーーーーー。
おーひくねぇ。
いいサイズのパイクだなこりゃ。
はいはいはい、ぐぐぐぐぐっと。
ほいげっと!

55.

つづかんか・・・。

そういえば、ヒデキがうわごとのように
「すれたときは、黒のスピナベっすよ!」
って言ってたな。
試してみるか。

反応無いよ。
居ないのか?

しょうがない、ヒデキの角だ。

ごんっ!
いきなりか!!
ふんっ!!
よしのった!!
がーーーー。
今度のもよく走るな。

ろーりんぐそぱっとぉ!!!

あっ・・・。

俺の中で60パイクが空中で回転しながら見事にフックを外していく姿がスローモーションで流れていった・・・・。

タイガーか?(笑)。

いやー、油断してたというか、なんというか。
この時期のパイクは下に向かって走ることが多いからジャンプしてくるとは思わなかった。
まあ水深が浅くなってるから潜るよりは跳ねるのもありだわな・・・。

もいっかい来る?

さすがにフッキングしてファイトしちまったらだめだわな。

しばらくして。

ん?
ふんっ!
あー、抜けてきやがった。

フッキングしてないからまだ来るか?

来た来た。
ふんっ!
今度はのったぞ。
食い損なっても食い直してくるから、なんか最初のあたりは予告リーチみたいなもんだ。
そのあとなんキャスト目で食ってくるかわくわくするね。
そんなことより、こいつもかなりいいファイト。
がーーーーーーーー。 ぐぐぐぐぐっと。
そろそろ疲れたかな?
ほいげっと。

おっとサイズアップの60。

ん?
まだなんか反応あるね。
さすがヒデキオススメの黒だな。
ふんっ!
あっのらねぇ。

パイク警報発令!

ん?
ふんっ!
あー、もいっちょのらねぇ。

ふんっ!
あー、もう!
へたっぴ!

なんか、チャートリューススピナベに比べてのりが悪いんですけど・・・。

ん?
そうか!
むかしっからスピナベに疑問をもってたんだけどさ、
なんでブレードじゃなくてヘッドをちゃんと食べるのかって。

みんなそう思わない?

魚はきっとブレードに引き寄せられてくるわけだ。
だって、スプーンとか考えたらブレード食っても良さそうなモンでしょ?
まあ、ラバジーとか考えたらスカート食うのもありだわな。
一回だけこの目でブレードを食ったバスを見たことがあるけど、たいがいはヘッドの方を食いますわな。
つまり、魚にとっては
スカートの魅力>ブレードの魅力
ってことですな。
まあ、光り物よりスカートに魅力を感じる、なんかわかる気がしますな(笑)。
バスのような目のいい魚がクリアウォーターでスピナベをみたときは間違いなくスカートの魅力が勝って見事フッキングとなっているんでしょう。

でも、マッディーで視界がきかない、魚の目が悪い、スカートが地味、なんて言う条件になったらどうなるか?

ここで考えなければいけないのはスカートとブレードそれぞれの魅力。
スカートは目の前でふわふわと漂うのが最大の魅力。
もろに、視覚だよりですね。
しかし、ブレードは視覚は視覚でも強烈なフラッシュ。
これならかなりの悪条件でもアピールしますね。
それに加えて、ブレードにはもうひとつバイブレーションという武器がある。
「暗闇でバイブレーション」考えただけでもうメロメロですね(笑)。
そして、これがヒデキのいっていた「黒はすれない」の謎を解く鍵にもなる。
高視界の条件下では、ブレードの魅力(フラッシュ+バイブレーション=2)を上回る魅力(>2)がスカートにあるわけだから、2+(>2)の魅力で魚を引きつけて、最終的にスカートの魅力でいただくわけですな。
チャートリュースなんかだとこの>2の部分がすごくでかいんでしょ。
逆に黒なんかでは限りなく2に近いと仮定できるわけですな。

はいここで想像してみましょう。
派手なイケイケねーちゃんとシックなお姉さん、デートを重ねるうちに見飽きてくるのはどっちでしょう?

人の好みによるからわかんねーよって(笑)。
まあそうだけど、生き物ってのは刺激を与え続けられるとその手の刺激に慣れてくる(飽きてくる)わけで、刺激が10に達すると麻痺すると仮定するとチャートリュースのイケイケねーちゃんの場合は3回目のデートで完全に麻痺。
しかし、シックなお姉さんなら3回までは大丈夫そう。
あんま差がないよって?

でもマッディーな環境ならイケイケ(ブレード+スカート=1+3)、シック(ブレード+スカート=1+0)なんてことになってそうではないか?
ほらこれで、3回と10回なんて言う大きな差になった。
これが「すれないの秘密」。
そして、シック(ブレード+スカート=1+0)こそが「のらないの秘密」。
この条件下ではほとんどの場合ブレードしか見えてない、でブレードを食う。

てなこといってるあいだに、ふんっ!
はい、またのりませんね。
私の理論は正しいようです。
そして、食わなくなりました。
黒でもやっぱりすれるんですな。

で、どこの角へ行って何をやっても反応無しですわ。

4時だけどヒデキも来そうもないので、クリスタルレイクにでもよって帰るか。

おっ、まず手前が空いてるね。
水質はギリギリって感じだけどやってみるか。
面倒なんでチャートリューススピナベワンタックルだけ持ってと。

んー反応無いなぁ。
先週はよかったんだけどな。
水質か?
いちおう倒木の横を再検索。

ふんっ!

あんまでかくない・・・。
これだけ。

移動。

次はボートスロープの横。
ここも誰も居ない。

反応無いか?

ふんっ!

今度はキーパー。

でもこれだけ。

ワンドへ移動。
ここも誰も居ない。
なんか今日はすいてるなぁ。
土曜日はけっこうすいてるんだよね。
アメリカ人にとって土曜と日曜は有意に違うのか?
などと考えつつ、フィッシュ!

こばっちー。

おっ!
またこばっちーだ。
けっこうストラクチャーごとについてるな。
誰も攻めてないと捕り放題だ。

ふんっ!
今度はちょっとだけいいサイズ。

ちょっとだけね。
いや、これがいいサイズに見えるようなヤツを連発していたわけで・・・。

で、ストラクチャーを一通り攻め終わると沈黙。
うんともすんとも言いません。
そういうレイクなんですここは。

で、おしまい。

Date; August/2/2003
Place;ダックリバー、クリスタルレイク
# of Bass; 10
Max size; 31 cm
Av. size; 23 cm

Go Kiyo's Fishing World! BB

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