満腹!



今日はヒデキと都合があったので、一緒にフォックスレイクへ登場。
簡単に場所確保・・・。

俺の場所の前アオミドロでどろどろ。

これじゃあ、ヤクザなブタさんかこれしか通らないな。
お風呂金魚。
去年パイク用に買ったやつを部屋で発見した。
いまはもう売ってないんだよねこれ。
これの利点はフックに多少アオミドロが絡んでもアクションには問題ないところ。

問題は活性だ。
昨日はさんざんだったからなぁ。
活性が回復していることを祈る。

じっ、どぼん。
カタカタカタカタ。
じっ、がぽっ。
カタカタカタカタ。
がぼん。

よしっ!
案外簡単に食ってきたね。
もう活性は戻ってるのか?

アオミドロをよけてと。
はいゲット。

ノンキーだけどとりあえずバスゲット。

さすがに続かないか。

さて、もう選択肢はヤクザなブタさんのみ。

ちゃぽっ。
かぽっ。
ごぼっ。

がぼっ。

おっとアオミドロの中から飛び出したね。
のってるかぃ?
いえーい!(笑)。
アオミドロまみれでどう取り込んでいいものやら。
はいゲット。


これまた続かないね。
でもヤクザなブタさん以外選択肢無いんだよね。
いいなぁヒデキの方はスピナベとかプラグとか通せて。

ホント釣れないまま1時間。
ヒデキの方もさっぱり。

おっと今日もガキんちょ登場。
橋の反対側でクランクベイト爆撃開始。

アオミドロが少し流れて、やっとスピナベ通せる隙間が出来たよ。
しかし、反応無い。
活性低いままだな。

エコギアどうでしょ?
おっと、ふんっ!
のった。
またもやノンキー追加。


またまた続かない。

Kiyo:「釣れないね。」
ヒデキ:「釣れてるじゃないですか。こっちは追ってくるのに食わないんですよ。」

ヒデキ:「やっと来ましたぁ。」

ミノーでノンキーゲット。

ノンキーしか居ないな。

ばばばばばばばばば。
遙か彼方からボートがやってきた。
それにしてもハンティング用なのでひでぇエンジン音だな。
そんなので釣りすんなよ。
しかもおかっぱりの前ぐらいおとなしく通れよ。
まったくアメリカさんはよぉ・・・。

5分後
ばばばばばばばばば。
あーあもう帰ってきたよ。
俺等に対する嫌がらせか?
おいこら、本湖に出たとたん俺等の目の前で全開にするか?
石投げつけてやろうか?

あーあー辺り一面ボトムからメタンガスあがってボコボコいっちゃってるじゃねーかよ。
うっ、アオミドロが大量にまた浮いてきた・・・。
こんな状況じゃどうにもならんな。

どっぼーん。
どっぱーん。

なんだなんだ?
おいおい橋の反対側のガキが狂って「ボートのせいでもうめちゃくちゃだぁ」とか叫びながら岩投げ込み始めたよ・・・。
おいおい、アメリカさんよぉ、自分の思い通りにならないと暴れるのか?
お前等の社会も教育も絶対に間違ってるぞ。

もうダメだここ。
ダックリバーにでも行こう。

ラッキー、ここも誰も居ないよ。

さてスピナベスピナベ。
今日はほとんど投げてないから投げたくてしょうがなかったんだよね。
まあ万能選手の99セントチャートリュースで行こうかね。

かつーん。
よしきた!
ほいのった!!
つーん、こんこんこんこん。
はいスモーリー。

よく引いたけどギリギリキーパー程度か。

続かない・・・。

ヒデキ:「釣れましたぁ。ウォールアイです。」

すげーすげー、着実に魚種増やしてるよ。
しかもいいサイズ。

ヒデキ:「おいしいらしいから、持って帰って食いますね。」

そうか、君もキープ君だったな。

ヒデキ:「釣れましたぁ。スモーリーです。」


今度はスモーリーもうヒデキには手がつけられない。

でもあっけなく二人とも沈黙。

そこに車登場。
二人組が降りてくる。

嫌な予感・・・。

なんでおめーら俺の両端に入って、でけールアーぶち込み始めるんだよ。
角4つあるうちの2つ空いてるじゃねーかよ。
なんで俺の両脇なんだよ?
スキンヘッドのおっさんよぉ。
日本人だからってなめてるのか?
ぜったいこの国間違ってるぞ!

反応もなくなったし、こっち側は日も陰ってきたんでヒデキの向かい側に移動しよう。

はぁあー。
もうなんだかなぁ。
気を取り直してと。
ここのリリパッドの脇は秋ならパイクのいいポイントなんだよな。
チャートリューススピナベでもぶち込むかな。

ん?
かつーん!
いるかマジで(笑)。
んん?
なんか違うぞ。
つー、ガンガンガンガン。
スゲーひきだけどこのリズムはスモーリーだな。
ドラグマックスまで締めてあるのに滑りまくり。
ロッドもライトアクションだから伸されっぱなし。
さすがスモーリー。
ロッドもちこたえてね(笑)。
でもこのリールはホントに的確にドラグが滑るのでありがたい。
やっとの思いで、水面まで引きずり出した。
いいサイズ!
まだ走るか?
スプリンターのパイクと違ってまだまだ元気だな。
ライトタックルでは無理できないのでもう少し弱らせよう。
さて今度こそ観念したか。
しかしこりゃごぼう抜きは無理だな。
足場悪いけどリッピングでゲット。

このサイズならあの引きも納得。

女神様、釣り場を追い出されちゃった寂しい日本人にグッドフィッシュをありがとう!
ざまーみろ、ハゲオヤジ!

いやー満足満足。
どうなるかと思ったけど、なかなかじゃん今日。

がっん!
おいおいおい、しばらく辺りを探ったあとまたリリパッドの脇を通したらスゲーあたりが来た。
またスモーリーか?
ガンガンガンガン。
この激しい首振りは、パ・イ・ク・・・・。
がーーーーーーーーーーーーーーーーーー、走り出しやがった。
このライトロッドでは誘導もクソもないから巻き続けるのみだ。
たのむぜドラグ!的確に滑ってくれよな。
ラッキー、障害物のない方に走ってる。
よしよしよってきたよってきた。
かーまだ走るか?
パイクらしからぬ根性だな。
パワータックルなら余裕でファイトを楽しむが、このタックルじゃしゃれになってない・・・。
巻くので精一杯だ。
ギア比が低いのがいい方に転んでるのか悪い方に転んでるのかよくわかんねーや。
とにかく、いま一番やばそうなのはロッドだ。
よし、今度こそ弱ったろ?
でけぇ。
自己最高か?
どうやって取り込む?
ごぼう抜きはもちろん無理だ。
段差の下に降りてもリッピングは無理。
もちろん手袋なんて出してる余裕無し。
どうする?
おいおいおいおい、クビ降るな。
まだ余力が残ってやがったか。
いまのでラインが毛羽立った、やばいぞ。
それにスピナベも伸びてタダの針金になりつつある。
もう迷ってる場合じゃない。
この2年間パイクと戦ってきたんだ、何か良いアイデアは・・・
出来る可能性があるとすればこれだろ?
エラ取り込み。
ん、クビ降るなよ、写真撮ったらすぐに帰してやるから。
いてっ、エラのここは硬くて鋭いのか、手が切れちまいそうだな。
いてっ、ここにはとげがあるのか。
やっかいな魚だな。
ここなら大丈夫か?
よしいくぞ!
どりゃぁああああああああ。
どん。
よし平らなところまで持ち上げて、上から跨ってフォールドだ。
さあおとなしくなれおとなしく。

Kiyo:「ヒデキカマーン!」
ヒデキ:「いけませーん。アメリカンが虎視眈々とこの場所狙ってて。」

そうか・・・。
この化け物を抱えた写真を撮りたかったのだがしょうがない。
自力で撮影するか。
まずは万が一のために、抑えたまま。

そして、ロッドと

よくこのロッドで、このパイクが上がったな。
2年前の俺には絶対出来ない技だ。
パワータックルであげたヤツより遙かに価値はある。
さて、サイズは?
ロッドのこの位置だな。
手元から1番目のガイドより余裕で長い。
それより何より、このパイクとは思えないデブデブさ加減。
さすがウィスコンシン(笑)。

よく頑張ったな、またな!
さて、けっこう弱らせてしまったから大丈夫かな?
ガイドの時のマスキーみたくならなきゃいいが。
水中で1分間微動だにしない。
だめか?
おおやっと悠然と動き出した。
まさに貫禄だな。
また会おう!

女神様恵まれない日本人にナイスパイクをどうもありがとう!
もう満腹です。

ちゅーか、もうさすがに反応がない。
そんなことしてたら、さっきのハゲオヤジの相棒がヒデキの横で投げ始めた。
帰るかと帰り支度をしていたら今度はこっちで。
もう釣れねーよ。
好きなだけやってくれ。

さてと、あの位置は何インチなんだ?
33インチ。
自己2位のサイズだが、たぶんウェイトでは1番だろう。
それより何よりあのタックルあの足場、全ての悪条件を乗り越えてあげたこの満足感は何物にも代え難い。
15万円?
いやいや、あれがまた味わえるなら30万円でも安いよ。

ふぅ。

たららったたたた、たららったたたた、ててててててててってーて♪
ヒデキの食いしん坊ばんざーい(音楽はキューピーのような・・・)。

今日の食材は「ウォールアイ」です。

この魚はアメリカで一番おいしい淡水魚ですね。
でもアメリカ人のおいしいは信じてはいけません(笑)。

ではまずはお料理の手順ですが、3枚におろしてください。

次に、寄生虫が居るかも知れないので湯引きをします。

そしたら、クレージーソルトで味付け、
ムニエルにして出来上がり。

さてお味は?

ニジマスとあまり変わりませんね。
やっぱりアメリカ人は信用してはいけません(笑)。

Date; June/1/2003
Place;フォックスレイク&ダックリバー
# of Bass; 5
Max size; 44 cm
Av. size; 30 cm

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