潤い
こんにちは、日本の皆さんいかがおすごしでしょうか?
こちらは、最高気温10℃、最低気温-5℃なんて日が続いていたかと思えば、
木曜日ぐらいからは最高気温20℃、最低気温5℃なんて記録的な暑さ(笑)が続いている。
それに加えて、今週末からサンクス・ギビングのセールが始まるらしく、
街は金曜日の朝から週末ムードで皆さん流してる感じ(笑)。
ショッピングモールに行っても、いつもとは違った賑わいようで、
家族で和気藹々とプレゼントを選んだり、七面鳥を買ったり・・。
こういうふいんきは、独り海外にいると結構きつい・・。
なんか最近日常生活が乾いている。
ただ、仕事して、飯食って、寝てでは人間満たされないものがあるらしい。
先日Jimからもらったメールの始まりは、
「もう11月だね。いまや日は早く沈むし、たとえいい天気でも釣りに行くには大変だ。野球も終わって、フットボールも、もはや折り返し地点。」
一見楽しそうなアメリカ人だってこれなんだから。
こういうのを、短日性鬱症状と言うらしい。
動物は短日になると冬眠するために鬱になるらしい。
まあ、彼と俺の場合、単に魚が釣れないってだけかもしれないけど。
欠魚性鬱症候群<(笑)。
最近、彼のTシャツ屋のホームページの日本語化を手伝った。
まだ正式にはオープンしてないけど、ここ
http://www.carpecarpio.com/japanesehomepage.html
を見てみて。
その中の彼の自己紹介のところでおもしろい文章があった。
「釣りの楽しみ方は、それぞれの釣り人によって様々です。 他の釣り人との競争であったり、食卓へ夕ご飯を提供するためであったり・・。私にとっては、それは自然と結びつくためのものであり、私の中の根元的な何かと結びつくための方法でした。・・・」
かっこいいねぇ(笑)。
なんで俺釣りしてんだろう?しかも毎週(笑)って、ちょっと考えた。
よくわからん(笑)。
あのプルプルが楽しかったり、魚を騙せたのがうれしかったり、体を持ってかれるようなファイトが好きだったり、ただ自然の中に居るのがうれしかったり、ウェブページ書くのが楽しかったり、何かそう言うことだと思う。
何か乾ききった生活への潤い、そんなモンが人には必要らしい。
それは、人によって、酒であったり、音楽であったり、スポーツ観戦であったり、買い物であったり、甘いケーキであったり、いろいろだろう。
まあ、それが俺にとっては釣りなんだろう。
ふとそんなことを異国の地で考えてた。
さーて、思いっきり鬱な始まり方をしてしまった今回。
最初の行き先は、当然先週のあそこ。
もーおいしいポイントは我先でしょう!(とは言っても午後1時・・)
あれーJeepが1台入ってるよ。
(そりゃーねぇ1時だから・・)
まあいいや、そっち側はこばっちーが1匹釣れただけだから。
えさ釣りみたいだし、そんな広範囲は探れないだろうから、居なくなってから攻めればいいや。
さてさて、先週パイクを逃したところを探ってみますかねぇ。
おうおう、アシの向こうで魚が跳ねてる音するねぇ。
うっ、よく見たらコイだわ・・。
はぁ?
もう一度よく見てみた。
やっぱ見間違いではない。
先週こうだった場所が、
今週はこうなってる・・。
突然、枯れアシが土ごと生えてくるなんて話は聞いたことがない。
なにがどうなってんだ?
しばし呆然としながら考えてみた。
増水のあとの減水で水没していたアシが復活した?
そんなことはない、水位はそのままだし先週の足場もそのままだ。
沖の島みたいなのが実は浮島で、それが移動してきた?
そんな感じではない。
冬に備えて、湖からの流れ出しをふさいだ?
これが一番らしいが、なぜこんなへたっぴにしかも枯れアシでふさぐのか?という疑問は残る。
何にしても、
「新ポイントはエラー不明が起きたため予期せず終了しました。作業を止めて再起動してください。」
って感じだ。
一応再起動の前にアシのこっち側をピッチングで攻めたけど、反応無し。
じゃーん♪
って感じで再起動っすよ。
とりあえず魚が釣れた実績のある場所へ。
外道ワールド(笑)。
しかし、魚の反応は交通事故のみ・・。
なんか人の形跡あり。
どうやらこの気候で人の活性だけは上がっているらしい。
いかんなーサンクス・ギビングのバーゲンに出かけて家族サービスしなくちゃぁ(笑)。
取水口も攻めたけどだめ。
車で最初のポイントへ戻ろうと走っていると、もう1種、家族サービスしてないいけない人種が、
ハンター(笑)。
金曜日から鹿狩りが解禁になったとニュースでやっていた。
殖えすぎちゃって困ってるらしい、害獣だ。
どっかの害魚と同じで、人間の都合で勝手に殖やされたり、害獣呼ばわりされたり、鹿にとってはいい迷惑だ。
それで今日は、釣り場以外にもやたらと路駐が多いわけだ。
鹿狩りのコスチュームは蛍光オレンジなので、やたらと目立つ。
ちなみにカモ撃ちの時はカモフラージュ。
カモの時は空を撃つけど、シカの時は地面よりを撃つので、誤射されないようにだと思う。
さっそく2匹やられてしまったらしい。
今晩の食卓行きだね。
?
ってことは彼ら家族サービスしてますね(笑)。
釣り人も今日の食卓をにぎわすために釣りをしてるのでしょう。
俺は違うけど(笑)。
先週コバッチーが釣れたところが開いていたので、攻めてみる。
反応無し。
さすがにえさ釣りのあとは辛いか?
丹下のおっさーんこういうときはどうすればいいんだよー?
「明日のためにその1、探検すべし、探検すべし、探検すべし!」
はいはい、またそれね(笑)。
また地図とカーナビを駆使して辺りを走り回るが、あるのは小川とプライベートレイクのみ・・。
丹下のおっさん!どうすんの?
「明日のためにその2、その2、その2・・・。」
あーあ、アイデア無しね(笑)。
うわっ!
森の横を走ってたら10頭ぐらいのシカの群れが突然飛び出してきた。
彼らも突然銃持った奴らが追いかけ回し始めたのでパニックになっているのだろう。
こんなことではおちおち森の横も走れない。
まあ気を付けていても横から体当たりされたらアウトなんだけどね・・。
ナビの画面の背景が暗くなった・・。
こいつは賢いやつで、何も設定しなくても現在時刻も知っていれば、その場所の日没時間まで知っている。
魚の釣れる場所までは知らんのか?(笑)。
はあ、4時半日没、魚はドロンパ。
うう、乾く・・。
Date; Nov/17/2001
Place; いろいろ
# of Bass; 0
Max size; 0 cm
Av. size; 0 cm
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