HIDEKI!



Goooooood Fishing WI!
みんな元気に釣りしてるかな?

おっと今週も川崎のAki君からメールが届いたぞ。
「前回のつれない日記の写真は誰が撮ったんですか?浮き輪野郎に撮ってもらったんですか?」

いきなり鋭い質問だね。その鋭い観察力、将来刑事になれるぞ(笑)。

さて謎のカメラマンだけど・・・・。

わしとその若者が初めてあったのは、とある冬の日のことじゃったぁ。

若者:「釣りをするんですってね。ルアー釣りは初めてなんで今度一緒に連れて行ってください。」
Kiyo:「弟子はとらんことにしておるのじゃ。」
若者:(で弟子って・・・。)
Kiyo:「ちなみに日本ではどんな釣りをしておったんじゃ?」
若者:「海釣りと投網で鮎を」
Kiyo:「投網で鮎とな。なかなかやるな若いの。で名は何ともうす。」
若者:(若いのって1つ違いでは・・・)「ヒデキといいます。」
Kiyo:「厳しいがついてこれるかな。」

明日の釣りのためにその1
「敵を知るべし」



わしのウェブページを熟読すべし。
さらに、釣具屋に行ってトロフィーバス4という釣りゲーを手に入れアメリカにいる魚を釣りまくるべし。

こうして、一子相伝Kiyo流ウィスコンシンでフィッシングの継承が始まった(笑)。
「投網で鮎が捕れるほどの男だ。アメリカの釣りに慣れるのに少し時間はかかるかも知れないが、きっとヒデキは活躍するよ。」

3月1日
Kiyo:「ほほぅ。パイクまで自由自在に釣り上げられるようになったか、やるな若いの。 では本日の下見に同行するかな?」

コロンビアレイクにて、

ふんっ!

どうじゃ若いの、わしのフィッシングにかかれば凍てつく冬のウィスコンシンでもこんなものじゃ。
(先週の日記では、浮き輪に見とれてる間にかかった気がするんですけど・・・)

ヒデキ:キラキラ☆

後日、
ヒデキ:「今日、釣具屋に行ってライセンスとルアー買おうと思うんですけど。一緒に来てくれません?」
Kiyo:「よかろう。」

あーあ3月いっぱいで期限切れしちゃう今年のライセンス買うとか言い出して、完全にはまっちゃったよ。

ヒデキ:「ジグスピンも入れたし買うものはこれでいいっすかね?」
Kiyo;「若いの、忘れ物じゃ。」
ヒデキ:うっ浮き輪(^_^;)
Kiyo:「極楽温泉気分で釣りが出来る。これが一番じゃよ。」

わぉ!ホントに買ってしまった。いきなり坂道転げ落ちてる(笑)。

3月10日
Kiyo:「週末は寒くて釣りに行けなかったのぅ。このままライセンス使わずじまいじゃったりしてな。」
ヒデキ:「実は昨日、コロンビアレイクを見に行ったんですよ。もう辺り一面ゆげで大変でしたよ。」
Kiyo:(完全に釣りバカと化してる・・・)「で、釣果は?」
ヒデキ:「足下見えなくて投げませんでしたよ。」
Kiyo:「釣り場に行って投げずに帰ってくるとは何事じゃ。釣るために必要なことそれは投げることじゃ。」
(いやいや、危ないからやめといた方がいいってば)

というわけで、今日がやってきた。
最低気温6℃、予想最高気温は16℃という、先週の寒さからは考えられないような絶好の釣り日和、浮き輪デビュー日和である。
ただね、風が5-10マイルとなってるのが気がかり・・・。
それと、プレッシャーが気にかかる。
今や禁漁期の真っ最中。特例区のウィスコンシンリバーやレイクウィスコンシンはまだ氷に覆われている。
となると、ウィスコンシン中の釣りバカが凍っていない特例区コロンビアレイクに濃縮されるわけで・・・。

嫌な予感的中・・・。
「ココハカワグチコデスカ?」
ってくらい人が居る。
岸はおっかっぱりで覆われ、ボートも10艇以上・・・。
まあおかっぱりよりはましだろう。


浮き輪乗りへの苦行を乗り越え、いざ未知の世界へこぎ出すヒデキ。

Kiyo:「ついてこれるか3号機?」
ヒデキ:「なんですか3号機って?2号機じゃないんですか??」
Kiyo:「おぬし、意外に若くないな?」
ヒデキ:「だから1つ違いなんですって。」
Kiyo:「こう言うときは「ポイントまではどれくらいあるんですか?」って答えるのがお約束じゃ。」


ヒデキ:「うわわわわっ、流されます。」

なにをやっておるのじゃ。このままでは、スロープの横で浮きづりをしているスティーブさん(仮称)のじゃまになるではないか。しょせん、我々のような1年戦争しか知らないものは重力から解き放たれたときあわてふためくしかないものじゃ。でも安心せい。やがてその浮き輪、手足のようにあつかえるようになる。わしが見込んだとおりの男ならばな。

しっかしきついわこの風。なんでこんな日に浮き輪しちゃってるんだろうね。しかも初心者つれて。なんとか浮き輪はさまになってきたけど、キャストまで頭回ってないわ。

若いの、浮き輪の力を信じるのじゃ。そうすれば手足となり、やがてバスの声が聞こえる方へ導いてくれる。無心になり浮き輪の力を信じることじゃ。

ふんっ。何やつ!
うひょひょーい!エコギアずるびいてたらなんかコツッと来たぞ!!。
うーー、あんまでかくない・・・。
あんまひかない・・・。
うっ、コナマズ・・・。
去るがよい!

(って抜きあげた瞬間オートリリースしちゃったくせに)
あーこんな渋い日にせっかく魚かかったのにオートリリースしちゃったよ・・・。
終わった、今日こそ負ける。抜きあげたんだし、釣ったも同然でしょ?
(ずっずるい)
そうだ、証人が居るじゃん今日は。

Kiyo:「みた今のコナマズ?」
ヒデキ:「なっなんかあったんすか?」
Kiyo:「・・・・」

まあいい、エコギア様を信じるのじゃ(笑)。
よしフィッシュ!
かー2投目で似たような場所で来たよ!!
なんかあるのかね?
うひょひょーい!
今回はいいサイズよーん。
この湖、スモーリもいるらしいから期待大!

スモーリーの引きでもないね。
ナマズの感じでもない。
ひっさびさの浮き輪でのファイト、トルクフルにもっていくねぇ。
やっぱり浮き輪のファイトはサイコー!
よし!

ラージだったか。
しかし、ぷりっぷりのプリスポーンバス。

浮き輪の力があればこんなもんじゃ。おかっぱりやボーターに出せない渋い状況でも、浮き輪の力を身につければおのずと魚は釣れる。
(ちゅうか、風にながされて魚の居るところへたどり着いただけでは・・・?)

ヒデキ:キラキラ☆

しっかし、風きつすぎ。
この後、5時まで浮き輪をこぎ続け粘るもアタリすら無し。

「投網で鮎が捕れるほどの男だ。アメリカの釣りに慣れるのに少し時間はかかるかも知れないが、きっとヒデキは活躍するよ・・・。」

Date; March/15/2003
Place; コロンビアレイク
# of Bass; 1
Max size; 43 cm
Av. size; 43 cm

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