東美濃北三河遠征 3日目

平成26年11月1日〜3日



大給城から北西方向を望む





全体攻略図(GoogleMapを基に作図)



○11月3日(月)

3日目にしてようやく晴れる。ただし前日までの雨で足場はあまり良くない。





市場城


左:奥に本丸の1段下の石垣が見える、右:同左石垣


左:本丸南下の石垣、右:本丸西下の石垣


左:本丸南西下の郭、右:本丸南側


左:本丸北側、右:本丸から北西下へ


左:本丸北東下の平坦地、右:同左から本丸を見上げる


左:本丸北西下の畝状縦堀、右:同左


左:本丸西下の虎口の石垣を北下から、右:同左虎口


左:虎口の内部の石垣、右:本丸西下平坦地と奥が本丸



四季桜が植えられ、シーズン中であったが時間も早いこともあって人は少なかった。
よく整備されており、三河では珍しい畝状縦堀など見所も多い。いかんせん、光が強すぎてまともな写真が撮れていない。それから郭名が無かったので、上記写真の説明文は、最高所を本丸として位置関係のみで説明をしてある。





大桑城


左:土橋から南西の堀を、右:土橋から虎口


左:内部、右:内部から虎口と土橋


左:北西隅から、右:西面の土塁



巴ヶ丘小学校の北西上の丘陵が大桑城である。
単郭を横堀が囲んだシンプルな縄張りだが、肝心の堀と土塁とが薮に埋もれて判らなくなっている。





羽布城


左:主郭、右:主郭の西下の平坦地


左:北東下の平坦地、右:主郭東下の堀切?



大桑城の北約500mの丘陵上にある。車道から案内だけは続くのだが、林道が半ば薮に埋もれつつあり、途中で登り道も何も判らなくなり、最後は斜面を直登する羽目になる。
陣城のような荒い造りである。





孫根城


左:一番南にある堀切、右:同左


左:その一つ北にある堀切から上を見る、右:堀切


左:その堀切を北上から見下ろす、右:同左逆側


左:かすかな石垣、右:主郭の南下の平坦地


左:主郭、右:主郭の北下、落差が激しい



2本の川に削られて切り立った尾根の上に築かれている。東西の傾斜は垂直に近く、また主郭の北下もかなりの落差がある。造作としては南に2本ある堀切くらいだが、その独特の地形だけでもお腹一杯になる。





大沼城


左:主郭南下の郭、右:主郭西下の郭と土塁


左:主郭、右:主郭から西下の郭を


左:主郭北下の堀切、右:同左を横に


左:最奥の平坦地、右:同左北西の土塁


左:北下の堀切、右:同左にある土橋



縄張りを見ると一連の城のように見えるが、大沼城は西側半分が主要な城域で、東奥は押さえとしての施設であり、従って主郭は西側の最高峰の部分となるらしい。確かに、西と東とで郭の作りがかなり違う。





松平城


左:主郭の西下の郭、右:同左を主郭から


左:主郭、右:反対側から


左:最西端の櫓台、右:同左から東を



縄張図を見ると期待感が高まったのだが、実際に登ってみると大味で今一つだった。
主郭の北下の大堀切くらい見に行けば良かったのかもしれないが、見に行かず。





松平陣屋


左:現在は松平東照宮の水堀、右:同左

現在の松平東照宮が陣屋跡である。西と南とに水堀が残っているだけで、全くの神社である。
神社に居た際、犬を連れて堂々と入ってくる老夫婦が居た。何だかなぁ。





松平城山城


左:北東端の郭の石垣、右:同左の内側の土塁


左:横堀と土橋、右:同左の横堀の南上


左:横堀の北下、右:更に北下


左:土橋と堀切、右:同左の向かって左手(東)奥にあるクランク型の堀


左:土橋と堀切、右:石垣アップ


左:主郭の北下の平坦地、右:主郭北西下の堀切


左:その北下の堀切、右:更に北下の堀切


左:連続堀切がある辺りの登山道西下面の石垣、右:主郭西端の虎口下の石垣


左:主郭(西側)、右:主郭中央部の堀切


左:主郭東側の掘切と土橋、右:主郭東下の横堀と土塁


左:横堀と土塁、右:同左から主郭を見上げる



事前調査していなかったのと、「愛知の山城ベスト50」の紛らわしい(と言うと酷だが)案内文の為に混乱。比高を稼ぐには林道に入り、東の青丸付近に駐車して北東側から、林道に入りたくなければ北西麓の公園に駐車し、北西側から登る事になる。どちらにしても、取り付き部分に案内板が無いので注意。

変わった造作が多く、面白かった。北東にある横堀を多用した部分や、クランク型の堀は珍しい。またこの地域の城で、ここのように広い主郭を堀切や土塁、石垣で2〜3箇所に区切っているものが幾つかある。石垣もちらほらと残っている。





大給城


左:東端の堀切、右:同左西にある虎口


左:その奥の虎口、右:同左


左:虎口の横、右:入って直ぐ右(東)の土塁


左:虎口を振り返る、右:虎口入った郭内部


左:主郭中央部北にある虎口の石垣、右:その北下に降りる石垣の角


左:主郭を東西二分する石塁、右:主郭東側の土塁


左:櫓台と書かれていた、右:東西二分の石塁を西側から


左:主郭西下にある大岩、右:主郭中央部北下に降りる石垣の角を北下から


左:水の手郭(南上)の堤、右:堤の内側


左:堤を北下から、右:少し横から


左:水の手郭(北下)内の井戸、右:北下側の堤


左:堤を北下から、右:北端の堀切


左:水の手郭(北下)の東上にある何かの石垣、右:同左を東側から


左:その石垣アップ、右:東端の堀切がある辺りの石垣



苗木と岩村を抜くと、今回の遠征の中で最も良かった。高低差のメリハリも、独特の地形も、よく残っている石垣も、格好良い虎口の数々も、そして整備も良かった。
特に印象深いのが、北下斜面に2段に設けられている水の手郭である。ダムのように谷地に2ヵ所の堤を設けている。表面の土と草とを取り払えば、もっと見ごたえのあるものになるのではないだろうか。

岩場が幾つか有り、そこにロッククライミングの練習に来ている人が多かった。この時間、我々以外に20名弱の人が大給城に居たが、その全員がロッククライマーだった。




駅までの時間が読めないので、早めに切り上げ。
渋滞に遭うことも無く、1時間前に駅へ。
時間を潰して解散。

家に着いたのは夜11時前
ヘトヘト。寝る。



戦果
	攻撃対象	22城

	うち 棄権	2城

	うち 攻略済	2城

			18城	攻略





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