安芸備後遠征2 〜寄る年波に勝てず〜 その3

令和5年 11月3日〜5日



日野山城でも紅葉





2023年11月5日

 朝から濃霧。これでは日野山に取りつけないので、霧が晴れるまで時間つぶしをすることに。



3日目の行程(Google Mapを基に作成)




二宮氏館


左:南から、右:南面の石垣


左:東側の石垣、右:南東角



 田んぼの中に石垣だけが残っている。





田屋城


左:南から、右:南東の郭から主郭を


左:主郭、右:北東下の横堀


左:北西下の横堀、右:西下の横堀



 土師ダム公園のすぐ横にある。お手軽なのに本格的な山城を楽しめる。




霧が薄くなってきたので北上。中山峠辺りは霧のキの字も無かった。




日野山城


左:沢登り、右:中城の南東下の石垣


左:中城の東の郭の土塁、右:中城口


左:中城、右:大門の原


左:大広間の段、右:二の丸


左:下り丸の南下の石垣、右:下り丸の西辺りにあったと思う石垣


左:本丸東側、右:本丸西側



 城郭の規模や造りはかなり良いのだが、道も整備も悪い。途中で沢登りのようなことをする場所があったり、山に取りついても道が細く登りづらい場所がある。また城域の殆どは熊笹に覆われており、地形を確認することが難しい。もったいないの一言。険しくて山頂まで整備の人手や機材を上げるのが難しいのはわかるけど。





高速に入り、一気に南下する。



水晶城


左:切通し?、右:どこかの郭


左:竪堀、右:どこだっけ


左:どこかの郭、右:虎口


左:二の丸、右:本丸



 20年ぶりくらい、2度目。登り口は分かりやすいのだけど、あまり人が入っていないのか、山頂に近づくにつれてどこが道だがわからなくなっていく。土地の所有権の問題とかあるのだろうけど、もう少し整備しても良いのではないだろうか。
 それから縄張図が実際の地形と異なっていて、今どこに居るのか識別できなかった。





海老山城


左:三角点のあるオブジェ?、右:本丸と思われる平坦面


左:その南下の平坦面、右:本丸を南から


左:戦中のものと思われる石垣、右:天水を貯める水槽



 時間が微妙に余ったので、解散地の五日市駅に近い海老山へ。公園整備のために、城らしいものは平坦地しか残っていない。戦争中に照空陣地になっていたのだが、こちらも残っているのは天水を貯めていた水槽の残骸だけである。





 墓参りの後、JR五日市駅で解散。

 一人、市街を運転して戻るのだけど、広島市は渋滞が酷いので、距離の割に時間がかかる。それでも日の出ている間に帰宅。翌日早朝からまた鬱な職場に出勤。





総括:

 これまでになく楽しくない遠征だった。

 楽しくなかった原因を挙げると以下の通り:

(1)遠征の1ヶ月前から勤め始めた職場が嫌な所で、それによって精神的に凹んでいて、遠征中何かにつけ嫌なことを思い出して不機嫌になっていたこと
(2)加齢による体力と気力の衰えで、城攻めそのものの負担が大きくなると共に、撤退の増加により攻略できた城の数が減少したこと
(3)整備が悪い城が多く、城に辿り着いても十分に楽しめなかったこと


 …(3)は攻略目標の選定を気を付ければどうにかなるし、(1)は今の職場を辞めれば解決することである。しかし(2)については、これから時間が経過すると共に、ますます状況が悪化して行くことになる。本当、歳はとりたくないものだ。




戦果
	攻撃対象	23城

	うち 棄権	8城

			15城	攻略



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