観音崎 砲台 臨時砲台
2015.2.28 探索
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全体図
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左:兵舎、右:砲座
砲台のある山から谷を一つ挟んで南西に、臨時砲台がある。海岸に向かう道を進むと、海岸手前で小さな川を渡るが、渡った直ぐ辺りで、南側の藪の中を良く見ると、南西へと登る軍道が見える。兵舎のある西側付近で竹やぶが濃くなり登れなくなるが、迂回すれば鉈鎌無しでも、どうにか登れるくらいである。
探索した際、麓に近い場所でハンターに出くわす。鹿やイノシシが多いので注意を。
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左:砲座aを北から、右:砲座aを北下から
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左:砲座aを南から、右:砲座aを南東上から
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左:砲座bを北から、右:砲座bを北下から
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左:砲座b内部を東から、右:砲座bの南端にある窪み(砲側弾薬庫?)
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左:砲座b裏から砲座cへの連絡路、右:同左の折り返し部
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左:連絡路途中の三叉、右:砲座cへと続く連絡路
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左:砲座cを北から、右:砲座c内部
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左:砲座cの東面、ケーブル溝dがある、右:砲座cを東上から
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左:砲座c付近の碍子、右:同左のスレート製波板の破片
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左:最高所付近のケーブル溝dの曲がり部、右:同左近くの軍用食器の破片
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左:砲台と麓とを繋ぐ軍道を南東上から、右:同左
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左:砲座bの近くから麓への軍道を、右:同左の北側、砲座aとの合流部付近
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左:砲台方向を、右:麓方向を
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左:北西に下りるケーブル溝d、右:南東へと登るケーブル溝d)
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左:崩落した地下壕fを道脇から、右:同左の奥
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左:谷地eにある石垣、右:石垣で組まれた窪み
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左:谷地e東側の石垣、右:谷地eにある溝
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左:平坦地g裏手(南上)付近のケーブル溝d、右:平坦地gを南上から
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左:平坦地gの西側、右:平坦地gの北にある土塁
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左:平坦地gの東側、右:平坦地gを北東下から
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左:平坦地gの南東隅部を北西から、右:平坦地gの南西隅部を北東から
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左:平坦地gの西にある円形窪地、右:同左北にある石垣
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左:海岸への道から見た、砲台への軍道、右:海岸への道の近くでの、ケーブル溝d
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直径約4mの半円形をした砲座がa〜cまで3つある。ただaとbには砲側弾薬庫のような窪みがあるがcには無く、またcの裏手には砲台から繋がるケーブル溝dが繋がっていることから、砲座はaとbのみで、cは観測所もしくは探照灯が置かれていた場所かもしれない。cの周辺には碍子とスレート製波板の破片が、また少し離れた斜面には軍用食器の破片が落ちていた。
野砲というだけで備砲が何かは不明だが恐らくは38式野砲であり、寸法を見ると、そのままではこの敷地に入らない。砲架を取り外し、特別に作成した架台に載せていたのではないかと思われるのだが、良くわからない。
砲座と麓を繋ぐ軍道は九十九折れになっている。その内の砲座手前の区間のみ、掘り込まれている。
砲座のある斜面から尾根の東にある谷地eには、幾つかの施設跡っぽいものがある。ただ、何があったかまではわからない。
また軍道の脇には崩落した地下壕fがある。位置からして、弾薬庫かと思われる。
砲座の北下には、兵舎と思われる平坦地gがある。東西10m程で、北側に土塁を設けてある。またgと軍道の間に、用途不明の円形窪地らしいものがあったが、藪が酷くて詳細は不明。その北に崩落しかけた石垣があるが、これが本来の兵舎への入口かと思われる。
平坦地gの北下には土砂崩れhがあり、この区間の軍道を塞いでいる。またgの西側一帯は濃い竹やぶになって通れなくなっている。
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