右:原爆投下直後の航空写真(国土地理院、5M220-112E (5M220-1121))
左:右上写真の拡大、右:終戦直後の航空写真(国土地理院、M251-45)
元々、放射線影響研究所の場所に船舶砲兵団の司令部が、またそこから南に伸びた尾根上に陸軍墓地があったらしい。陸軍墓地関連のある資料によると戦争中に陸軍墓地を潰して高射砲陣地が造られたとあるのだが、事実かどうかは不明である。
終戦前後の米軍の航空写真を見ると、司令部らしき建物と、その東側の尾根(現在のNHKの施設)との間に砲座のようなものが2+1基写っている(2基は明確だが、もう1基が多少怪しい)。
終戦直後の米軍資料
[27]によると、日本陸軍将校が提出した広島地区の高射砲配置図の中に10p高射砲陣地が1ヶ所あったとある。しかし正規の高射砲部隊としては広島に10p高射砲は配備されていない。