馬場






左:米軍の航空写真(R238-No2-65、国土地理院)


昭和20年8月の配置図を見ると、朽網(くさみ)駅の南西に照空中隊マークが描かれている。航空写真を見ると、駅の南西の丘の上が平坦地になっており、ここの事かと思われるものの施設としては不明瞭である。
また配置図とはズレるものの、ここから西にある山の山頂と、朽網駅の北西側の丘陵上にも施設らしいものが写っている。馬場には電波標定機が配備されていた事、また米軍の戦後の資料では馬場付近に照空分隊が2個描かれている事を考慮すると、これらも関連施設である可能性がある。(米軍の資料では、下2つが照空分隊、上が電測分隊)
現在はいずれも住宅地になっており、確認ができない。





日付 高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事
昭和19年11月 高射砲第132連隊 照空第14中隊
タ号4型1基(馬場)
昭和20年6月 高射砲132連隊 照空第14中隊
タ号4型1基 能(高射砲隊電測小隊配置状況表より)
昭和20年8月 高射砲132連隊 照空第14中隊
タ号4型1基 否(馬場、電波標定機配置表より)